最期を遂げる

【漢字】最期を遂げる
【読み】さいごをとげる
【意味】死ぬ時を迎える。
【例文1】独り身で孤独な最期を遂げる。
【例文2】孫やひ孫達に看取られ最期を遂げる。
【例文3】眠るように最期を遂げる。

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健康が取り柄の父が肺がんで最期を遂げました

私の父は言葉数は少なかったのですが、私の事をとてもかわいがってくれました。
父はバイクで会社まで通勤していたのですが、休みになるとバイクに私を乗せてくれ、色々な所に連れて行ってくれたのです。
また父は毎日快活に行動をしていました。
仕事もほとんど休んだ事がありませんし、休日になると早朝に起き出し、ひとりで散歩に行っていました。
風邪もひかず、疲れたと言う言葉も聞いた事がなく、とにかく疲れや病気には無縁の人でした。
ところが50代となった父が、「最近疲れてしょうがない」と言うようになりました。
これまで病気という病気をしなかった父ですから、私たち家族は単純に年のせいだと思っていました。
しかしこの後、急激に父の体調が崩れ始め、病院で診てもらいました。
それで入院して、母がお医者さんに呼ばれて、父が肺がんだという事を告げられました。
確かに父はタバコを吸っていましたから、肺がんになっても不思議ではありません。
咳をしたり痰を吐いたりしていましたから、肺がんの兆候があったと言えばありました。
半年ほど闘病生活を続け、病院のベッドの上で最期を遂げました。
50代という若さで最期を遂げた余りにも早い父の最期をしばらく受け入れる事が出来ませんでした。