肉を切らせて骨を断つ

【漢字】肉を切らせて骨を断つ
【読み】にくをきらせてほねをたつ
【意味】自分も痛手を受けるが、相手をそれ以上に叩きのめす。
【例文1】体格のいい相手と肉を切らせて骨を断つ覚悟で試合に挑む。
【例文2】事が公になったが、裁判で肉を切らせて骨を断つ。
【例文3】費用は掛ったが、慰謝料を勝ち取って肉を切らせて骨を断つ。

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肉を切らせて骨を断つとは?

肉を切らせて骨を断つ、なんとも物騒な話です。
私は、お侍さんの時代に相手にあえて皮膚を切らせ血が出たところで油断をさせて、自分は骨まで達するようなとどめをさす。
何かを争うときは油断をしたほうが負け、油断をさせたほうが勝ち、油断をせずに戦えといった意味と解釈しました。
実際は自分も相当の痛手を受けるが、相手をそれ以上に痛めつける。捨て身で敵に勝つといった意味のようです。
油断は関係なかったようです。由来は中国であったり、薩摩藩であったりと色々な説があるようです。
剣道から来ているという説もありましたが、剣道は先にちょっとでも攻撃を受けてしまったら相手のポイントが入るから負けてしまう気がします。
普段の生活ではなかなか使えませんね。もし仮に相手から殴ってきたとしても正当防衛として適用されるのは相手と同程度のケガまでです。
自身以上に相手のケガが重症だった場合は過剰防衛とみなされてしまいます。骨を切った方が悪、場合によっては犯罪者にされてしまします。
では、どのような戦法がいいのでしょうか。冷静な判断能力をもって痛手を負うことなく勝利するといった意味で、肉は切られず頭が切れるなどはどうでしょうか。