病上手に死に下手

【漢字】病上手に死に下手
【読み】やまいじょうずにしにべた
【意味】軽い病気でもすぐに医者にかかるような人こそかえって長生きをする。
【例文】病上手に死に下手というから風邪を甘く見てはいけない。

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病上手に死に下手:病気持ちの人の方が、用心して却って長生きする。

ちょっと風邪をひいた位で医師の診察を受けに行く人と、風邪をひいても無理して仕事などを頑張る人がいます。若い内は影響がないようですが、病気に敏感な人とそうでない人は勿論、個人差はありますが、長い人生の後半では何かしらの影響はあるかもわかりません。自分自身が人生の後半になり、そう思う日々です。それと言うのも慢性疾患を抱えてから余計、そう思うようになりました。特に高血圧や糖尿病、腎疾患など自覚症状が現れにくい疾患は、なおさらであり、症状が何かしら出た段階で気が付く場合が多いようです。まさに健康寿命は、場合によっては、そこで終わります。問題は、その時点から死までの寿命を、どう延長させるかが問題です。病気の悪化を予防するべく定期的に受診して検査値の変動に気を配り薬剤の服用を怠らず、注意するのか、或いは、「病は癒ゆるに怠る」の格言があるように、治りかけで油断して却って再発を招く場合もあるかと思えば、いやいや、まだまだ自分は若いから無理が効くので大丈夫と甘く見て、健康診断、受診や薬剤の服用を怠り、生活習慣の改善を怠る場合では、結果的に健康や病気に敏感で医者通いをしている人の方が人生が長くなる可能性があるかと思います。