根を張る

【漢字】根を張る
【読み】ねをはる
【意味】安定した状態になる。
【例文1】老後は地域の結び付きが深い地元に根を張る。
【例文2】長男夫婦の家に根を張る。
【例文3】故郷に根を張る。

根を張るをテーマにした記事

岡山県に根を張る??

自分のふるさとは岡山県です。
そして親のふるさとも岡山県。
小・中・高校・大学・大学院と、全て岡山県の学校でした。
親は、自分に岡山県に根を張って欲しいという気持ちがどうやらあるようです。

しかし近々自分は妻の実家である広島県に同居する予定です。
理由はいろいろありますが、一番大きいのは経済的問題です。
あちらの家は広く、そこに入らせてもらうことにより、家賃・光熱費・ガス代・インターネット代などを浮かせることができます。

親がどう思っているにせよ、私としては、一度県外に出て、外の空気を吸うのはいい経験かなと思っています。
私は第一志望の大学は県外の大学でしたが、そこを諦めて、県内の学校へ行きました。
なんだかそのあたりから、明言はしていないですが、自分がこの県に根を張って仕事もやっていくんだ、
という印象を親に与えていたような気がします。

私には姉がいますが、姉は東京に出ていますし、一人息子に近くにいて欲しいという気持ちは分かる気もします。
しかし、そういう親の無言の圧力のようなものが自分に意外に大きなストレスになっていたな、ということを最近認識しました。
最終的に親の面倒は見るつもりですが、これからはもう少し、自分の本当の気持ちにも向き合っていきたいなと感じています。

日本で根を張る外国人力士たち

最近スポーツで活躍する選手がたくさん育ってきて、以前は暗い体育館の隅でコツコツとやっているイメージのピンポンだったものが、かっこいい卓球となっていたり、ほとんど知られていなかった壁をよじ登っていくというスポーツのボルダリングが注目されるようになってきました。
日本ではスポーツというか神技として大昔からあるのが「相撲」です。
日本の国の国技として大切にされてきましたが、昭和の時代に日本人力士だけではなく外国からの力士も迎え入れようということになりました。
この試みで土俵に上がり活躍をした最初の力士が高見山ですが、アメリカのハワイ州からやってきた高見山はその性格の良さからたいへん愛された力士です。
布団のコマーシャルにも出演して人気がでたことでも有名です。
ハワイ出身の力士が次々やってきたのに続いてヨーロッパやモンゴルからもたくさんの力士が来ています。
こうした力士たちが相撲界だけでなく日本の社会に受け入れられるように努力をした結果、外国人力士が日本で根を張ることができ、次々やってくる後輩たちが活躍しやすい土壌を築いていったのでした。
今ではいろいろな国からやってきた外国人力士とともに日本人力士たちも大いに活躍をして、相撲はチケットが取れないほどの人気になっています。