気が抜ける

【漢字】気が抜ける
【読み】きがぬける
【意味】緊張感がなくなり安心する。張り合いがなくなる。
【例文1】大学受験が終わり気が抜ける。
【例文2】娘の結婚式が無事終わり気が抜ける。
【例文3】想像してたよりも金額が少なくて

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給料明細を見て気が抜ける

私は福祉業界で老人ホームの生活相談員の仕事をしています。生活相談員の仕事というのは入居者の方が住みやすい環境をサポートする仕事です。普段の生活で困ったこと、金銭的な問題、身寄りがいない入居者、入居者の病状様々な相談を対象者の立場になって考えます。その他仕事がない時は、入居者の車での送迎や病院受診の付き添いや買い物代行、レクリエーションをともに催したり、時には介護などにも携わったりします。とてもハードワークです。やりがいはとてもあります。それは入居者がありがとうと感謝の言葉をかけてくれる時です。
しかし、福祉の業界では報酬つまり給料が安いことです。自分はこの業界で誠心誠意働いていますが、あまりにも給料が安いことに不満があります。給与明細を見たときには気が抜けます。一家4人を支えて行くにはあまりにも給与が安すぎます。このように給与がどの法人でも安ければいい人材が福祉業界には集まってこないのではないでしょうか。社会保障費は国レベルで見ると毎年莫大な途方もない費用が生じています。もはや給与が安いのでこの業界は慢性的な人材不足になっています。どの法人も人材不足なので派遣社員で場をしのいだり、最近では東南アジアの外国人を雇用したりと悪戦苦闘です。

やりきった後は気が抜ける

何か大きな事をやりきった後は気が抜けることが多いですよね。社会人の場合は大事な商談が成功した後、学生の場合は長かった試験がやっと終わった後など、人生においてのターニングポイントとなる出来事をやり遂げた場合いは気が抜けてしまいます。
よく「終わった後も気を抜いてはいけない」という言葉が昔から使われています。戦争なども気を抜いた瞬間に死ぬ場合あるからですね。戦争以外でも現代社会を生きる私たちにとって「上手い気の抜き方」があると思うのです。
「気を抜くんじゃないぞ!」とよく上司に言われますが、いつも緊張感を持っていると疲れてしまうし、自分が休みたい時に休憩したのが本音です。ですから上手に気を抜く技術も人間には必要だと思います。
人にはそれぞれ上手く生活できるリズムがあるはずですし、やり方が破天荒でも成功している方は多いです。そういった方はやはり上手くオンとオフを切り替える力を持ち、気の抜け方を知っています。他者から「怠け者」と言われようが気にせずに自分のやり方を貫く姿はカッコイイですね。
人生が上手くいくためには余暇も重要で、時には何も考えずに気が抜ける行為も、生きる上で欠かせないことではないでしょうか。