機嫌を取る

【漢字】機嫌を取る
【読み】きげんをとる
【意味】人の気持ちを和らげるような言動を取る。
【例文1】デートのキャンセルのお詫びに、彼女を夕食に誘って機嫌を取る。
【例文2】お父さんの機嫌を取ってお小遣いをねだる。
【例文3】プレゼントで女性の機嫌を取る。

機嫌を取るをテーマにした記事

正しく機嫌を取ると景気が良くなる?

世の中には、他人から機嫌を取ってもらわないと気が済まないという人がいます。
周りの人はかなり迷惑しながらも、その人の機嫌を損ねると面倒なことになるので、オトナの対応としてご機嫌取りをしているのです。
言ってみれば、駄々っ子にアメをやって黙らせているようなものなのですが、機嫌を取ってもらっている当人は気づいていません。
他人の機嫌を取る人は、相手を尊重しているのではなく自分を尊重しているのだから、陰口をいいながらもさほど嫌ではないようです。
こうやって世の中の平和が保たれているのですが、一番いいのは自分で自分の機嫌を取ることではないでしょうか?
いつも機嫌がいい人は、それだけで周りの人をホッとさせてくれます。無用な気遣いや緊張のない場は、居心地の良い空間となるでしょう。
仏教で言うところの「自灯明」という行為ですが、全ての人が自分の機嫌を取ることができたなら、社会全体が明るく活気に満ちたものに変わっていくはずです。
「失われた25年」といわれている昨今ですが、失われたのは金銭的な豊かさよりも人々の活気です。
戦後すぐの経済状態はどん底でしたが、人々は活気に満ち溢れていました。そして、世界から「奇跡」と呼ばれる大発展を遂げたのです。
好景気が先か、人々の活気が先か。やってみる価値はあると思います。

社会は「機嫌を取る」でいっぱい

相手を煽てて機嫌を取る行為はプライドを捨てている印象を受けます。ですが日本の社会で生きていくためには、上司の機嫌を取ったりしないと昇進が難しい理不尽な雰囲気が存在するのです。
正直言いますと、他者の機嫌を取る行為は非常に疲れます。此方に非がないのに、あたかも自分が失敗をしたように謝る行為は耐えられません。その行為によって何もしていない上司が良い思いをするし、自分は機嫌を取ることで顰蹙を買う場合もあります。
学校や会社、様々な場所で理不尽な機嫌を取る行為がされていると思うと、悲惨だと思うのは私だけでしょうか。例えば泣き止まない赤ちゃんに機嫌を取るのだったら理解できますが、考える力がある人間に機嫌を取らなければいけないのは恥ずかしいです。
相手にも譲れないプライドが存在するはずですが、煽てていることさえ感じない方がたくさんいることに恐怖を覚えますね。まるで大きな赤ちゃんのように周りが機嫌取りをしなければ平静を保てない。そのような方に何人も合ってきました。
機嫌取りが発生する原因が対等ではない関係性からくると思うのです。年功序列もそうですけれど本当に技量や心根がしっかりしている方は、機嫌を取られることを嫌うことが多い印象がありますね。

上司の機嫌を取る女性社員

会社勤めしていると様々な人間模様が垣間見えます。
時には見たくもない光景も繰り広げられます。
それが会社であり、組織なのかもしれません。
部内で一番若い女の子がいます。
わたしが異動で配属される前から彼女はここにいて、業務上、彼女は先輩です。
彼女はあからさまにわたしにだけ態度が違い、明らかに当たりが強いです。
仕事で一番絡む相手なので正直こういうのはきついです。
まあ、遊びに来ているわけではないので、まあそれはそれでいいのですが・・・
部内の飲み会の時、彼女が上司の機嫌を取るのを見るとなんだか世知辛い気持ちになります。
とても気の毒で残念な気持ちになるのです。
わたしがちょっとでも笑いなどを取ったりするのも不快になるらしく、立ち居振る舞いもとても難しいので部内の飲み会が苦痛で仕方がありません。
わたしなんかより若いし、それだけでかなり優位に立っているんだし、そんなことをしなくてもみんなに好かれていると思うし、もう少し余裕を持ってくれたらいいのにな~と思います。
彼女が休みだとかなり精神的にホッとします。
新婚さんなんだし、幸せな人は満たされていてそんな小さなことは気にしなくていいと思うんだけどなぁ・・・
うまく付き合う方法がもしあるなら教えて欲しいです。