「一利一害」は、よいことがある一方、悪いこともあるという意味

「一利一害」は、よいことがある一方、悪いこともあるという意味です。利益がある一方で損害もあること。よい事があれば悪い事もあるということ。「一利あれば一害あり」の略。

意味

「一利一害」は、物事には必ず良い面と悪い面があることを表しています。どんな良いことでも、必ず何らかの犠牲を伴います。逆に、どんな悪いことでも、必ず何らかの良い面を見つけることができます。

使い方

「一利一害」は、何か物事の判断をするときに、良い面と悪い面の両方を見極めることが大切であることを意味します。例えば、以下のような場面で使われます。

  • 新しい技術を導入するかどうかを検討する場合、「一利一害」を考慮する必要があります。
  • 海外旅行に行くかどうかを検討する場合、「一利一害」を考慮する必要があります。
  • 結婚するかどうかを検討する場合、「一利一害」を考慮する必要があります。

例文

  • 新しい薬の開発は「一利一害」である。副作用の心配もあるが、効果が期待できる。
  • インターネットは「一利一害」である。便利な情報ツールである一方で、情報過多やネット依存症などの問題もある。
  • 車は「一利一害」である。移動手段として便利である一方で、排気ガスによる環境汚染や事故のリスクもある。

類義語

  • 表裏一体
  • 光明と影
  • 長所と短所
  • メリットとデメリット
  • 得失

反義語

  • 一長一短
  • 一概に
  • 一刀両断
  • 一方通行
  • 万策なし

注意

「一利一害」は、物事の良い面と悪い面の両方を見極めることが大切であることを意味していますが、どちらが良いか悪いかを判断するものではありません。最終的には、自分の価値観や状況に合わせて、どのような選択をするかを決めなければなりません。

その他

「一利一害」は、中国の故事成語「一利一弊」(いちりいちへい)に由来します。「弊」は「害」と同じ意味です。

参考URL:
一利一害(いちりいちがい)とは? 意味や使い方 - コトバンク