のべつ幕なし

【漢字】のべつ幕なし
【読み】のべつまくなし
【意味】幕を下ろさず演じ続けるとことから、休みなくずっと続く様子。
【例文1】のべつ幕なしで働いても生活に余裕がない。
【例文2】のべつ幕なしでお客さんが入って来る。
【例文3】べつ幕なしで赤ちゃんの世話をする。

のべつ幕なしをテーマにした記事

「のべつ幕なし」の用事を頼まれないようにするためには

「のべつ幕なし」という意味は絶える間がなく、ひっきりなしに続くという意味で使われています。
次から次へということは、日常生活でもあるかもしれません。
特に忙しくて、ただ目の前のことをこなしているような時は、なぜかもっと忙しくなってしまいます。
そういう時、人からどう見られているのかはわかりませんが、頼めばやってくれると思われているようです。
多くの女性が仕事と家事を両立させています。
仕事で疲れた体を無理して動かして家事をやっている時などに、家族からのべつ幕なしに用事を頼まれることがあります。
逆に心身ともに余裕があって、楽に作業ができている時ほど、家事を手伝ってくれたりします。
いつも仕事や家事に余裕のない人は、さらに忙しい状態に追い込まれてしまうのかもしれません。
お金がある所にお金が舞い込むのと同じように、忙しい人の所に忙しさが吸い寄せられてしまっているのかもしれません。
「のべつ幕なし」に何かを頼まれてしまい、自分の限界を超えてしまう前に、まずはそういった状況にならないようにすることが大切だと感じています。
その方が自分はもちろん楽ですし、周りの人の理解も協力も得やすいような気がします。
ゆとりのある人にはゆとりのある状態が寄ってくるようです。

のべつ幕なし鉄道の話をしています

私には、馬鹿が付くぐらい鉄道が大好きな友人がいます。
この友人は私と会うと、挨拶もそこそこに直ぐに鉄道の話を始めます。
どこそこの鉄道路線に乗って楽しかったとか、今度どこそこの鉄道路線が廃止になるから乗りに行ってこようと思っているなど、とにかくのべつ幕なし鉄道の話しかしません。
私は鉄道以外の話をしだすと、早々に話を遮り、鉄道の話をしだすのです。
それで時々けんかに成ったりします。
ですがこの友人は根は良い奴なので、一時的に頭に来ても、友達関係を解消しようとまでは思いません。
私が鉄道関係の話を振ろうものなら大変です。
延々とそれについて語り始めます。
余りにも延々と鉄道の話ばかりするので、時々閉口してしまいますが、楽しそうに話しているので我慢して聞いてあげています。
また友人は全国各地の鉄道に乗っているだけあって、日本各地の観光名所や特産物を知っているのです。
ですから友人と旅行に行った時には、観光ガイド代わりになって、とても重宝しています。
友人は他の人の前でものべつ幕なし鉄道の話をしているようで、周りの人から疎まれているようです。
ですが私は友人の事を変わっているいるとは思わず、ただ自分の好きな事を話していると周りが見えなくなるだけだと思っています。
私はそんな友人の事を温かく見守り、これからも友人であり続けたいと考えています。

のべつ幕なしに喋って口を挟ませないのは大迷惑です

討論で相手の発言を遮ってまで喋ろうとするくせに、自分の発言には反論する間も与えずにまくし立てる人がいます。
反論内容の如何によっては不利な立場に追い込まれることを予想しているためか、必死に大声を発し続けるさまは見ていてうんざりします。
あからさまに都合の悪い何かを隠そうとしている小悪党が、白州に引き立てられて最後の足掻きをしているイメージに近いものがあります。
話が通じることは全く期待できず、誰がこの場に呼んだのかと関係者に矛先が向けられそうです。
言って聞かせて止まらず、放置したなら喋り続け、都合が悪くなれば話をそらし怒鳴り散らす、我侭な子供を外見だけ大人にしたような存在です。
困ったことに社会的地位を確立した権力者ほど、他人の意見に全く耳を貸さずにのべつ蒔くなしに喋り続けます。
馬鹿丸出しなのですが、指摘して恥をかかせた日には次の朝日は拝めないというのは誇張表現で留まらない場合すらあります。
巻き込まれる周囲は全く持って酷い迷惑なのですが、走り出したら止まらないのが暴走する愚者の最大の特徴です。
自覚があるのならば演技に留まる可能性がありますが、日常的に繰り返して常態化しているならば救いがありません。
どこかに激突して止まるのを待つにしても、その幕引きに立ち会いたいとは欠片も思えないです。