「縒りを戻す」には、糸などをねじってからみ合わせた「縒り(より)」をほぐして元通りにすること

「縒りを戻す」には、糸などをねじってからみ合わせた「縒り(より)」をほぐして元通りにすること。

  1. 糸などをねじってからみ合わせた「縒り(より)」をほぐして元通りにする
  • 撚り合わせた糸やロープなどをほどいて、元の状態に戻すことを指します。
  • 具体的には、撚りをかけた糸を指でほぐしたり、ハサミで切ったりして、撚りがかかっていない状態に戻します。
  • 手芸や裁縫など、糸を使う作業において、撚りを間違えてしまった場合などに、この表現が使われます。

例文

  • 間違えて撚りをかけた糸を、縒りを戻してやり直す。
  • 絡まったロープを、縒りを戻してほぐす。
  • 古い糸は撚りが弱くなっているので、新しい糸に縒りを戻す。
  1. 離れてしまった男女の関係を元通りにする
  • 別れたり喧嘩別れしたりした男女が、再び関係を修復すること。
  • 復縁やより戻しと同義の意味で使われます。
  • 過去の恋愛感情を思い出し、もう一度相手とやり直したいという気持ちを表す表現です。

例文

  • 二人は別れた後も連絡を取り合い、最終的には縒りを戻した。
  • 彼氏は彼女に振られたが、諦めずにアプローチを続け、縒りを戻すことができた。
  • 夫婦は離婚寸前までいったが、カウンセリングを受けて縒りを戻すことができた。

使い方

「縒りを戻す」は、糸やロープなどの物体を対象とする場合と、男女の関係を対象とする場合の2つの意味があります。

  • 糸やロープなどの物体に対して使う場合は、撚りをほぐして元通りにするという意味合いになります。
  • 男女の関係に対して使う場合は、復縁するという意味合いになります。

類義語

  • 元に戻す
  • 修復する
  • 仲直りする
  • 復縁する
  • よりを戻す
  • 関係を修復する
  • 一からやり直す

英語訳

    1. 糸などをねじってからみ合わせた「縒り(より)」をほぐして元通りにする
      • undo the twist
      • untwist
      • unravel
    1. 離れてしまった男女の関係を元通りにする
      • get back together
      • reconcile
      • patch up
      • rekindle a relationship

その他

「縒りを戻す」は、ネガティブな印象を与える表現ではないですが、使う際には状況に注意が必要です。

  • 糸やロープなどの物体に対して使う場合は、作業の失敗ややり直しを意味するニュアンスが含まれる場合があります。
  • 男女の関係に対して使う場合は、復縁やより戻しが必ずしも成功するとは限らないことに留意する必要があります。

参考URL:
縒りを戻す(よりをもどす)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書