「足元にも及ばない」は、ある人や物の能力や価値が、自分にとってとても低いことを表現する言葉です。
語源
「足元」は、自分の足元の地面という意味です。
「及ばない」は、「届かない」という意味です。
つまり、「足元にも及ばない」は、自分の足元の地面にも届かないほど低いという意味になります。
意味
「足元にも及ばない」は、以下のような意味で使われます。
- 自分にとってとても劣っている
- 到底かなわない
- 見劣りする
例文
- 先生の知識には、足元にも及ばない。
- 彼の歌声には、足元にも及ばない。
- この作品は、足元にも及ばない出来栄えだ。
使い方
「足元にも及ばない」は、誰かを謙遜したり、自分の能力の低さを表現したりするときに使う表現です。
- 本気で相手を尊敬している場合は、真剣な表情で伝えることが大切です。
- 冗談めかして使うこともできますが、相手を傷つけないように注意する必要があります。
類義語
- 雲泥の差
- 天と地ほどの差
- 到底かなわない
- 見劣りする
- 格段に劣る
英語訳
- far inferior
- not worth comparing to
- pale in comparison
- fall far short of
- be a mere shadow of
その他
「足元にも及ばない」は、謙虚な表現としてよく使われます。
しかし、使い方によっては、相手を傷つけてしまうこともあります。
使う場面や相手によっては、言葉を選ぶことが大切です。
例
- Aさん:「Bさんの絵は、本当に素晴らしいですね。私の絵は、足元にも及ばないです。」
- Bさん:「そんなことありませんよ。Aさんの絵も、とても素敵だと思います。」
「足元にも及ばない」は、状況によって様々な意味を持つ表現です。
参考URL:
足元にも及ばない(あしもとにもおよばない)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書