急転直下

【漢字】急転直下
【読み】きゅうてんちょっか
【意味】事態が急に解決に向かう。
【例文1】彼氏とケンカしていたが、友人が仲裁に入り急転直下。
【例文2】彼女の機転で急転直下。
【例文3】事件は難航していたが目撃証言を得て急転直下。

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急転直下な怒涛の展開、しかしパターン化すると意外でもなくなります

状況が急速に展開して、物事がひとつの終着点へ収束していく様子を「急転直下」と表現します。急転で物事がすごい勢いで進み、直下で一直線に落下するが如く結果へ向かう様子を表しています。
物語が進行する上で、ほのぼのとした日常場面と荒々しい切迫した事件を織り交ぜるのは、最近ではよくある手法です。激しい戦闘が連続してそれがひと段落すると、各登場人物たちの能天気な生活を描写したり、逆に第三話あたりで主要な人物と思われていたのにいきなり死亡するなどは既にテンプレート化していると言ってもよいくらいです。
奇をてらい過ぎると視聴者が付いていけず、在り来たりなお約束な展開は安定しますが、先が見えて楽しめないという矛盾に対して、どのような答えを出すかが脚本家の腕の見せ所な訳です。どういうわけか、ある程度有名であれば出来不出来は特にスポンサーが気にすることも無いようで、三話切りになりそうな駄作が大量生産されているような気配もしますが、駄作は淘汰されるので心配御無用です。
急転直下な怒涛の急展開が嫌いならば、ほのぼのとした日常を延々と描き続ける作品などがお薦めです。多くの作品は、最終回が近づくと全力で終わらせようとする強引な力が働くためか、どうしても急転直下な展開になりがちです。その点、ひたすら平々凡々とした流れで終始する物語は、さしたる感慨も無く、まるで次回もあるのように終わってくれます。