禄を食む

【漢字】禄を食む
【読み】ろくをはむ
【意味】給料によって生計を立てている。
【例文1】人の生活はみな禄を食む。
【例文2】職に就いて禄を食む。
【例文3】フリーターで禄を食む。

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禄を食む、へりくだった表現に思えるのは気のせいではない

禄とは俸禄のことで言わば給料のことで、「禄を食む」とは会社などの組織に所属して給金をもらって生活することです。
いかにも、働かせてもらっている、給料をもらえることで生活できている、感謝しています、生涯忠誠を誓いますと連なりそうです。
大抵の場合、働いた分だけの給料を受け取っているのですから、会社のために尽力しますとか忠誠を尽くしますなど言う必要も無いはずです。
逆に会社を儲けさせてやっているのだから感謝しろと言い出す強者も出てきそうなものですが、精々それは冗談に留まります。
上司が存在し、上司の上にはさらに幹部や経営陣などのお偉いさんが存在するという命令系統がどの組織にもあります。
その結果、雇われている人間は下、雇っている人間が上という感覚が自然に植えつけられてる気がします。
仕事を円滑に処理するために命令に従うことを受け入れただけのはずが、社会的な地位にすり替わっている現象は少し不思議です。
それとも今尚封建制度は継続していて、奉公とか忠義が生きていくうえで必要なのでしょうか。
いや逆に全ては演技で、偉そうにしている人に全ての責任をおっ被せて働かせるために頭を下げているだけなのか。
だとしたなら、役者顔負けのすごい演技力です。