「目の上のこぶ」とは、邪魔な存在や疎ましい存在という意味

「目の上のこぶ」とは、邪魔な存在や疎ましい存在という意味があります。

  1. 実際にまぶたにあるしこり

まぶたには、ものもらいや霰粒腫(さんりゅうしゅ)など、様々な種類のしこりができることがあります。これらのしこりは、眼瞼腫瘍(がんけんしゅよう)と呼ばれます。

  • ものもらいは、まぶたの汗腺やまつげの毛根、脂腺が細菌に感染して炎症を起こすことで発生します。
    [Image of ものもらい]
  • 霰粒腫は、まぶたのマイボーム腺という脂肪を分泌する腺が詰まって、肉芽腫というしこりが生じることで発生します。
    [Image of 霰粒腫]

これらのしこりは、通常は痛みやかゆみなどの症状がありますが、悪性腫瘍ではないので、基本的には自然治癒します。ただし、症状がひどい場合は、眼科を受診する必要があります。

  1. 邪魔な存在や疎ましい存在

「目の上のこぶ」という言葉は、比喩的な意味でも使われます。これは、目の前にあって邪魔な存在や、見ているだけで不快に感じる存在をたとえるものです。

例えば、

  • 上司や先輩など、自分よりも立場が上の人で、いつも文句ばかり言ってくる人を「目の上のこぶ」と呼ぶことがあります。
  • 嫌いな人や、ライバルとなるような人を「目の上のこぶ」と呼ぶことがあります。

この意味で使われる場合は、実際にまぶたにこぶがあるかどうかは関係ありません。

例文

  • あの会社は、ずっとうちの会社の目の上のこぶだった。
  • 彼は、常に私の仕事の邪魔をする目の上のこぶだ。
  • あの政治家は、国民の目の上のこぶだ。

まとめ

「目の上のこぶ」という言葉には、2つの意味があります。

  • 実際にまぶたにあるしこり
  • 邪魔な存在や疎ましい存在

使う状況によって、意味が異なるので、注意が必要です。

参考URL:
目の上の瘤(めのうえのこぶ)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書