「遠水近火を救わず」とは、遠くにある水は、近くの火事を消すには役に立たないという意味のたとえ。
意味
遠くにある水は、近くの火事を消すには役に立たない。
解説
「遠水」は、遠くにある水。「近火」は、近くの火事。「救わず」は、助けることができない。つまり、「遠くにあるものは、緊急の事態には役立たない」という意味になります。
例文
- 彼は、遠くの友人のために、お金を送ろうとしたが、遠水近火を救わず、間に合わなかった。
- 政府の支援は、被災者にとっては、遠水近火を救わず、焼け石に水だった。
- 新しい技術は、まだ開発段階であり、現在の問題を解決するには、遠水近火を救わずだ。
類義語
- 間に合わない
- 役に立たない
- 無意味
- 無益
- 無効
対義語
- 間に合う
- 役に立つ
- 有効
- 有益
- 意味がある
参考URL:
遠水、近火を救わず(えんすい、きんかをすくわず)とは? 意味や使い方 - コトバンク
その他
「遠水近火を救わず」は、緊急事態には迅速な対応が必要であることを教えることわざです。
例文
- 災害発生時には、迅速な避難が必要だ。遠水近火を救わず、後回しにしていると、取り返しがつかないことになる。
- 問題が発生したときは、早期に解決策を講じる必要がある。遠水近火を救わず、放置していると、問題がさらに悪化する可能性がある。
補足
「遠水近火を救わず」は、状況によっては、皮肉や批判の意味を持つこともあります。
例文
- 政府の対応は、遠水近火を救わず、国民の不満が高まっている。
- 彼らの計画は、理想論に過ぎず、現実には遠水近火を救わずだ。