怪我の功名

【漢字】怪我の功名
【読み】けがのこうみょう
【意味】失敗や間違いが意外にも良い結果になる。
【例文1】彼氏にフラれて落ち込んだけど、もっと良い人に巡り会えて怪我の功名に感謝。
【例文2】バイク事故で入院して素敵な看護師と出会った。まさに怪我の功名だ。
【例文3】クレーム品は品質改良の怪我の功名だ。

怪我の功名をテーマにした記事

怪我の功名はリスクがつきものです 

怪我の功名という言葉の意味は、間違えてやったことが結果的には期待していた成果、もしくは期待以上のものが産出されることを言います。
ただ、この怪我の功名については、リスクを伴うものであるという事を考えねばなりません。
たとえば、株式投資のオンライン取引です。
私の実例を挙げてみます。
本来投資する会社に対して、誤った同業他社へ投資をしてしまったことがあります。
その誤った投資により、案の定、株価が下がってしまい、投資の損益がマイナスになりました。
しかしながら、本来投資予定だった会社もさらに株価が下がる事態に陥っていました。
つまり、本来投資予定の会社の株式を購入していた場合、大暴落により、大変なマイナス幅の損益になっていたことがわかり、冷や汗がでました。
このように、怪我の功名という事柄は、リスクが付き物であることや、誤った対応によって結果が悪くなる事は多々あります。
よく武勇伝という形で、怪我の功名を語る方がいらっしゃいます。
怪我の功名は決して自慢できるものではありません。
仮に怪我の功名とならない場合にどうしようとしていたのか、例えばそれが企業のトップであった場合にどのように責任を取ろうとしていたのかを知っておきたいですね。

怪我の功名について

怪我の功名とは、失敗や過失、災難などなにげなくしたことが偶然にも良い結果をもたらすことのたとえとされています。
「怪我」は不測の結果、過ち「功名」は手柄を立てて名をあげることからこういうことわざができたと言われています。昔は「怪我の高名」と書かれていました。
災難からの成功というと、「不幸中の幸い」ということわざとも思い浮かべます。ではどう違うのかですが、
不幸中の幸いは不幸な出来事の中でせめてもの救いとなったこと。とされています。
つまり「怪我の功名」は例文として、「飛行機が遅れたおかげで空港であの有名人と会うことができた。まさに怪我の功名である。」や「あの娘に振られちゃったけど、こんな素敵な人に出会うことができた。怪我の功名だね。」というように、簡単にいうと災難はあったけど、良いことがあったね、よかった。という意味です。
それに対し「不幸中の幸い」の例文は、「あの大事故の中、死者が出なかったことが不幸中の幸いだよ。」などと出来ればない方が良かったけど、まだマシだね。という意味です。
こうやって似たようなことわざも全く違うんですね。
間違えて使うと全然違ってきますので、しっかり覚えておかないといけないですね。