壁に耳あり障子に目あり

【漢字】壁に耳あり障子に目あり
【読み】かべにみみありしょうじにめあり
【意味】どこかで誰かが見たり聞いたりしているかもしれない。秘密は漏れやすいという教え。
【例文1】壁に耳あり障子に目ありで上司の悪口を言ってたらバレた。
【例文2】男女間の噂は壁に耳あり障子に目あり。

壁に耳あり障子に目ありをテーマにした記事

「壁に耳あり障子に目あり」を意識して会話を行う

私が子どもの頃、家にことわざカルタがありました。
その中で「壁に耳あり障子に目あり」という言葉があり、この時にカルタ遊びをしながら覚えた記憶があります。

ことわざカルタは絵があるので、言葉をイメージで覚えやすかったのも良かったと思います。
実際の社会生活の中でも、この言葉を実体験することがあります。

私は学校を卒業して最初に勤務した会社では、時々失言がありました。
同僚と上司の悪口を言っている時に、気がついたら後ろにその上司が居たことがありました。 

私からはその上司が見えなかったのですが、他の同僚からは見えていたので、先に会話から外れていたようでした。
私は上司の悪口を言うのに調子が乗ってきてしまい、上司や他の人の状況を読み取ることができませんでした。

この時私は、「壁に耳あり障子に目あり」の言葉を思い出し、人の悪口を言うのは良くないと反省しました。
それからは常に周りの状況を確認しながら、人と会話をするようになりました。

悪口を言う人は別の場所で、他の人から自分の悪口を言われるようです。
やはり、人の悪口を言うことはお互いの気分が良いものではありません。

「壁に耳あり障子に目あり」の言葉通り、人に聞かれてまずいことは、極力周りに気をつけることが大事だと思います。

壁に耳あり障子に目ありと思っておけば間違いありません

個人情報と言うのは、赤の他人に知られないようにしなければいけません。
でないと、後悔する事に成りかねません。
インターネットを使っていると、個人情報を打ち込む事が良くあります。
大事なクレジットカードの番号やネット銀行の暗証番号を打ち込む事があると思います。
この様な大事な個人情報を打ち込む時には、十分注意をしなければいけません。
あなたのまわりで、その情報を見ている人がいないとも限らないのです。
一人でいるから大丈夫と考えるのも良くありません。
個人情報を打ち込もうとしているサイトは、本物とは限りません。
悪意を持った人間が、本物のサイトに似せて作ったものかもしれないのです。
なのでそうではないと言う事をちゃんと確認してから、個人情報を打ち込むようにすべきです。
インターネット上には、個人情報を盗み取ろうと考える輩がたくさん居ます。
ですからこれでもかと注意するに越したことはないのです。
また個人情報が書かれた書類などを、そのまま捨てる方がいますが、これも止めるべきです。
どこで誰があなたの個人情報を狙っているか分かりませんから、うかつに個人情報が書かれたものを捨てるべきではありません。
いつでも壁に耳あり障子に目ありだと思い、個人情報の扱いに十分気を付けるべきです。

世の中は壁に耳あり障子に目あり

「壁に耳あり障子に目あり」という言葉は、隠し事をしようとしても、どこで誰が聞いたり、見たりしているか分からないという意味で、秘密は漏れやすい例えで用いられます。
この言葉は本当に日常的な教訓として常に心に刻んでおくべき言葉だと感じています。
高校の同級生だったAさんと仕事の同僚であるBさんは全く無関係に見えますが、その二人がまた違う筋から繋がっていたりして、どこで誰が知り合いであるか分かりません。
世の中狭いね、と言われますが、まさにその通りです。
全く知らない人の話だからとAさんにした相談がふとしたことからBさんに漏れる、ということもありえないことではありません。
また、ふとレストランなどでここだけの話、と他には言えないような話をしていたとしても、後ろの席の人が知り合いでないとは限りませんし、もしかしたら知らない人でも、その人には共通の友人がいて、たまたま出た名前からバレてしまうかもしれないのです。
ネットが普及したことで、どんどんプライバシーの壁が薄くなっているのが現状なので、取り扱いには注意が必要です。
私達も気を付ける必要がありますが、きっと芸能人の人はパパラッチなどどこに潜んでいるのかわからないので、毎日緊張感のあるプライベートを送っているんだろうなと考えました。