「危ない橋を渡る」は、危険な手段をとることを意味する慣用句

「危ない橋を渡る」は、危険な手段をとることを意味する慣用句です。特に、法律に触れるか触れないか、すれすれのことをする場合に用いられます。

語源

「危ない橋を渡る」の語源は、江戸時代の芝居小屋で上演されていた人形浄瑠璃から来ていると言われています。

浄瑠璃の中で、主人公が危ない橋を渡るシーンがあり、そこから危険なことをするという意味で使われるようになったと考えられています。

意味

  • 危険な手段をとる
  • 法律に触れるか触れないかの瀬戸際で行動する
  • リスキーな挑戦をする
  • ギャンブルをする
  • 不正行為をする

使い方

  • 彼は、借金返済のため、危ない橋を渡るような仕事をした。
  • 会社の利益を上げるために、彼は倫理的に危ない橋を渡るようなことをした。
  • 彼女は、愛する人とのために、危ない橋を渡るような決断をした。

例文

投資家は、大きな利益を得るために、危ない橋を渡るような投資をした。

この例文では、投資家が大きな利益を得るために、リスクの高い投資をした様子が「危ない橋を渡る」という言葉を使って表現されています。

類似表現

  • 命懸け
  • 一か八か
  • 瀬戸際
  • 火中の栗を拾う
  • 虎の穴に入る

対義語

  • 安全
  • 確実
  • 安定
  • 無難
  • 慎重

その他

「危ない橋を渡る」という言葉は、ポジティブにもネガティブにも使われます。

成功につながるリスクのある挑戦をする場合にも、倫理的に問題のある行為をする場合にも使われます。

「危ない橋を渡る」という言葉を使うときは、文脈やニュアンスを考慮することが大切です。

補足

「危ない橋を渡る」という言葉は、人だけでなく、組織や国家にも使うことができます。

例えば、企業が不正競争をする場合や、国家が戦争をする場合に、「危ない橋を渡る」という言葉が使われることがあります。

「危ない橋を渡る」という言葉は、状況に合わせて様々な意味を持つ言葉です。

この言葉を使うときは、状況に合わせて適切な意味を伝えるようにしましょう。

参考URL:
危ない橋を渡る(あぶないはしをわたる)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書