眼光紙背に徹す

【漢字】眼光紙背に徹す
【読み】がんこうしはいにてっす
【意味】紙の裏まで見通すたとえから、意味や解釈の他にも語句の深い意味まで読み取ること。
【例文1】眼光紙背に徹した厳しいチェックが何度も入り、ようやく事業計画書が完成した。
【例文2】彼女は洞察力があり眼光紙背に徹す。

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眼光紙背に徹すことは社会人としての必須スキル

私は「眼光紙背に徹す」という言葉を聞いたこともありませんでした。
気になって調べてみると、書物に書いてあることについて、表面上だけではなく真意を汲み取ることのたとえという意味で、読解力があることについて使われているようです。
「行間を読む」という言葉に類似している意味だと知りました。
これを聞いて真っ先に思い出したのは、学生時代の国語の授業でした。
先生に「この時の登場人物の心情について班で考えて発表して下さい」と言われた時、当時の私には理解ができませんでした。
というのも、学生時代の私は超真面目な堅物だったため、そこに書いてあることしか理解しようとせず、眼光紙背に徹すことができなかったのです。
「だって書いてないんだからそんなの想像しようがないじゃん」というのが私の口癖でした。
しかし、こういった授業は、その時は何の役に立つんだろうと思っていても、知らず知らず社会人として生活する上で役に立っているように思います。
現に、昔は表面上しか汲み取れなかったことが、自然とその意味について考えられるようになりました。
「眼光紙背に徹す」というのは、社会人として社会に馴染む上で、重要なスキルの一つであるように思いました。