世を去る

【漢字】世を去る
【読み】よをさる
【意味】死ぬ。
【例文1】若くして静かにこの世を去る。
【例文2】旧友がこの世を去る。
【例文3】家族に看取られ世を去る。

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世を去る人

今まで生きてきた人生に別れを告げ、世を去るということは本当に悲しい。今年の6月22日に乳癌で死去したフリーアナウンサーの小林麻央さんは、幼い子ども2人を残しこの世を去った。小林麻央さんの夫、市川海老蔵さんをはじめ、真央さんの家族や友人は、真央さんの死をとても悲しんだと思う。だが、亡くなってしまった本人の真央さんも本当に無念だったと思う。梨園の妻として歌舞伎界に尽くせなかったこと、幼い2人の子供の成長をずっと見届けたかったこと、仲良しの姉の小林麻耶さんともっとたくさん旅行したりおいしいものを食べ歩きしたかったことなど、たくさんの後悔の念があるはずだ。亡くなる直前まで、乳癌が早期発見された段階でセカンドオピニオンをしたり、乳房切除の手術を受けたりすればよかったと思っていたに違いない。彼女は生きることに強く希望を持っていたからだ。早期発見の段階で気がつけば良かった。最初に選択したことがこのような結果を招いてしまい、本当に悲しく残念だ。セカンドオピニオンなどしていたら、結果はちがったものになっていただろう。この世を去った今では、もう取り返しがつかない。天国で安らかに過ごし、また何処かで新しい命となって産まれてきてほしい。

世を去る友人の数は増えてゆくから

生きていれば、何年も前の友人がいつの間にか死去していた、ということだって有り得るでしょう。世を去る友人の数は、何年か時が経てば自然と増えてゆきます。ときには亡くなった友人のことを思い返して、虚しい気持ちになるかもしれません。亡くなった人、つまりもう会えない人のことを思い出しても、相手に何かを言うことも伝えることもできません。もしかすると「なぜあのとき友人に謝らなかったのだろう」と後悔してしまう人もいることでしょう。

人はいつか亡くなってしまうものです。当たり前のことであるにも関わらず、普段からそれを意識して生活している人はあまりいませんよね。ただ、相手が亡くなってからでは遅いのです。ですからたとえばあなたが誰かと喧嘩をして、謝罪をしようにも意地を張って謝罪しないままにしていると、最悪の事態が起きてしまったときに、あなたは一生後悔してしまうのではないでしょうか。

後悔しないように人生を送るのは、ほぼ無理に近いでしょう。ですが、できるだけ後悔を送らないような人生にすることはできます。何度も言いますが、世を去る友人の数は徐々に増えていくものです。後悔しないように、友人に感謝や謝罪の気持ちを持ったときは、素直にその気持ちを相手に述べてみませんか。