天王山

【漢字】天王山
【読み】てんのうざん
【意味】豊臣秀吉と明智光秀が戦った天王山の戦い(山崎の戦い)が由来である。試合で勝負を決める大切な局面。
【例文1】優勝争いもいよいよ今日が天王山となる。
【例文2】天王山もいよいよ大詰めを迎える。
【例文3】天王山杯を制する。

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天王山の戦いに挑むアスリートから学んだこと

スポーツなどのここぞという場面において使われる「天王山」という言葉ですが、勝敗の分け目など、大事な局面という意味があります。
そもそも天王山とは、京都南部にある山の名前ですが、1582年の山崎の戦いで、古くから水陸交通の要地となっていた天王山を先に占有した豊臣秀吉が明智光秀を破ったという故事から、このような意味に転じたという説があります。
この戦いから秀吉の天下が始まった訳ですから、まさに人生の分岐点を示す言葉にピッタリですよね。
スポーツは観た人に感動を与えることができるものの一つですが、アスリートの人にとって、やはりこの天王山の戦いにいつも通りの力を発揮できるか、という点は実力の一つだと思います。
緊張するといつもの力が発揮できない、と感じている人も多いでしょうが、その点、プロのアスリートの人の精神力は計り知れないものを感じますよね。
自分だったらプレッシャーで胃が痛くなってしまう、というシチュエーションでも、いつも通り、時にはいつも以上の力を発揮するアスリートは、きっと練習の賜物なのでしょうが、さすがとしか言い表せません。
人生においても、用意周到に準備しておくことが、天王山に力を発揮する上で重要なことなのだろうと、スポーツから学びました。