針の穴から天をのぞく

【漢字】針の穴から天をのぞく
【読み】はりのあなからてんをのぞく
【意味】針の穴から天を覗いても一部しか見えない。つまり自分の狭い知識で物事を判断しようとする。
【例文1】ネットの情報だけで針の穴から天をのぞく。
【例文2】経験が浅く針の穴から天をのぞく。
【例文3】針の穴から天をのぞいても説得力がない。

針の穴から天をのぞくをテーマにした記事

世間の人達は針の穴から天をのぞく

田舎に住んでいると近所でうわさ話をされることがありますが、人は針の穴から天をのぞくのごとく話をしているんだなと思います。悪口を言う人達は誰しも自分の物差しでその人を判断します。自分の狭い世界をもとにして、悪口を言い勝手に話を膨らませていくので、まさに針の穴から天をのぞいているなと実感します。会社で社長やっている人でも、近所で誰にも言わなければただのサラリーマンだと思われます。社長クラスになると出勤時間が遅いことがありますが、近所の人達はまた寝坊してるだとか会社をさぼっているだとか、針の穴から天をのぞくうわさを広げていきます。ネットの世界でも似たようなことが起きます。ブログを書いていると、どこかの掲示板に悪口を書いてくる人がいて、何もわかっていないのに自分の小さな知識を元にしてその人を判断してきます。何をいわれようと気にしなければいいのですが、小さな針の穴から世界を見ているんだなと思うと哀れに思えてしまいます。誰しも自分が一番になりたいですし周りの人に評価されたいわけですから、針の穴から天をのぞく気持ちはわかりますが、もう少し知識を付けて人を評価した方がいいのではないのかなと思うことがあります。

「針の穴から天をのぞく」ようにならないように気を付ける

狭い世界の中で生活をしていると、どうしても視野が狭くなりがちです。
自分の狭い解釈の中だけで、大きな物事を判断するのは、時には危険なこともあります。

大きな物事を判断する時は、できるだけ広い視野の中で行うようにしたいものです。

「針の穴から天をのぞく」ということわざも、まさにこのことだと言えるでしょう。
会社などの組織の中で、時には上司が裸の王様になってしまうことがあります。

部下はそのことに何も言えずに、ただ表面上は従っているのですが、王様は部下の本心が見えずにいます。

このような状態にならないためにも、普段から円滑なコミュニケーションが大切だと思っています。
仕事の効率を上げて行くためにも、阿吽の呼吸が必要な時もあります。

しかし、社内での特に上下関係の間でのコミュニケーションが取れていないと、仕事にも悪影響を与えてしまいます。
初めから平等な立ち位置では無いので、円滑なコミュニケーションを取ることは難しいかもしれません。

ですが、誰かが誤って「針の穴から天をのぞく」ような、判断を行わないためにも、立場や年齢に関係なく、相手の意見に素直に耳を傾ける姿勢が重要だと思います。
私もそうならないように、十分に気をつけて行こうと思います。