「光陰矢のごとし」とは、月日が過ぎるのが非常に速く、あっという間に過ぎてしまうという意味の故事成語です。
読み方
- こういんやのごとし
語源
- 中国の古典『晋書』の「光陰易逝、譬如過隙」から
意味
「光陰矢のごとし」は、光陰(月日・年月)が矢のように速く過ぎていくことを比喩表現で表しています。
使い方
「光陰矢のごとし」は、以下のような場面で用いられます。
- 時間の大切さを実感したとき
- 日々の生活を振り返るとき
- 人生のはかなさを考えたとき
例文
- 学生時代はあっという間に過ぎ、「光陰矢のごとし」を実感する。
- 一年も過ぎるとは、本当に「光陰矢のごとし」だ。
- 彼は、病気をきっかけに「光陰矢のごとし」という言葉の意味を深く考えるようになった。
類義語
- 光陰如箭
- 白駒過隙
- 光陰似箭
- 時は金なり
- 一寸先は闇
対義語
- 永遠
- 不変
- 不滅
- 永劫
- 不朽
英語表現
- Time flies like an arrow.
- The days are like shuttles in a loom.
- Time and tide wait for no man.
- Life is short.
- Make the most of every moment.
注意点
「光陰矢のごとし」は、単に時間の流れの速さを嘆く言葉ではありません。時間を大切にし、一日一日を充実して過ごそうという前向きな意味も含まれています。
補足
「光陰矢のごとし」は、仏教の教えに基づいた言葉でもあります。
参考URL:
「光陰矢の如し」ってどんな意味?使い方や類語なども解説 | Domani 「光陰矢の如し」とは、月日がたつのが早いこと|由来や使い方、類語を解説