転んでもただでは起きない

【漢字】転んでもただでは起きない
【読み】ころんでもただではおきない
【意味】たとえ失敗したとしてもそこから何か得るものを見つけ出す。
【例文1】メンバー落ちしたけど、肉体改造して転んでもただでは起きない。
【例文2】今回もダメだったけど転んでもただでは起きないぞ。
【例文3】転んでもただでは起きない精神を身に付ける。

転んでもただでは起きないをテーマにした記事

 転んでもただでは起きない母

わたしの母はいつも喋って笑っています。
一人でいても喋って笑っています。
母は独り言すらおもしろく、さすが関西人だと思います。
しかし、そんな母はとても苦労人なのだそうです。
自分の過去を笑い飛ばしながら話してくれたことがあります。
お父さん(祖父)が突然彼女を作って消えてしまったこと、若い頃に付き合っていた結婚するはずだった人が突然警察に逮捕されたこと、祖父(曽祖父)が経営していた会社が倒産して、しばらくはとてつもなく貧しい生活を強いられ、絵に書いたような借金取りに追いかけ回され夜逃げまでしたこと・・・とにかく様々な紆余曲折を経て今の母があるのです。
わたしにはとても考えられない、小説やドラマのような人生を送ってきた母は低学歴、元祖ヤンママを経て今OLをしています。
わたしたちを育てながら大検を取り、資格を取り、憧れのOLをしています。
転んでも立ち上がってきた母、でも関西気質です。
「転んでもただで起きたらアカン!せっかく転んだんやから!」
わたしも転んでもただでは起きない母のような人になりたいと思います。
明るく、前向きで強くて弱い、正直で飾らない母はわたしの目標です。
母の独り言はおもしろいけど、母との二人言はもっと楽しいのでもっと会話をしたいです。