蟻の歩み

【漢字】蟻の歩み
【読み】ありのあゆみ
【意味】休んだり怠けたりせず、ずっと進んでいく。
【例文1】未熟児で生まれ、蟻の歩みだったが、ようやく人並みに成長した。
【例文2】蟻の歩みで定年退職を迎える。

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蟻の歩みで続けた研究

私の親戚には、とあることを研究している研究者がいます。若い頃から非常に苦労していて、いつもプレッシャーとの戦いだと言っていました。特に派手なことは無くても堅実に着実に研究生活を続けた結果、その集大成の結果が出たんですよね。親戚らしい、とても地味な内容ではあるのですが、その世界においては確かに大きな一歩になりました。そんな彼が座右の銘としているのが蟻の歩みという言葉です。
少しずつでも良いので、怠けない。休まない。ただし、ゆっくりでも良い。休日も研究のことを忘れず、家で出来ることはする。外出中だって常に考えていたそうです。そんな蟻の歩みのような研究生活ですが、気づいた時にはとても大きな結果を出していました。このことは、私にも大きな影響を与えます。
無理に派手なことをしなくても、蟻の歩みでも良いのです。しっかり取り組むこと、まずはそれが一番大切ですよね。そして、気持ちの上でも大きいと思いました。やはり仕事をしていると結果を出そうとして焦ってしまいます。しかし、急がば回れという言葉もあります。最初から結果を出せる人間なんてごくごく限られた話なのですから、今は私も蟻のようにゆっくりとでも、怠けず休まず頑張っています。