触らぬ神に祟りなし

【漢字】触らぬ神に祟りなし
【読み】さわらぬかみにたたりなし
【意味】余計な事に触れなければ災難に遭う事はない。
【例文1】デートの遅刻の言い訳は厳禁。触らぬ神に祟りなしで素直に謝ったほうがいい。
【例文2】機嫌が悪い妻には触らぬ神に祟りなしだ。
【例文3】パチンコで大負けたらしい。触らぬ神に祟りなしだ。

触らぬ神に祟りなしをテーマにした記事

触らぬ神に祟りなしを身を持って知りました

私が学生の頃、友人と帰宅途中に、けんかをしている同じ学校の生徒がいました。
ケンカが弱い私は触らぬ神に祟りなしだなと思い、友人に別の道で帰ろうと告げました。
ですが変な所が勇敢な友人は、けんかの仲裁に入ろうと言い出したのです。
私は止めたのですが、友人はけんかの仲裁をし始めました。
そしたらケンカをしていた生徒の一人に、「何だお前、邪魔するんじゃねえ」と言われ、友人が殴られてしまったのです。
私はこれを見て怖くなってしまい、一人で逃げようかと思いました。
しかしそんな事をしたら、友人がこの後どんな目に遭わされるか分かりませんから、私は意を決して友人を助けに入りました。
すると私も仲裁に来たのかと思われ、一発殴られてしまったのです。
一発殴られた事で、ぷつんと張りつめていた物が切れたような気がして、私は殴った奴を殴り返してしまったのです。
ケンカの弱い私はたこ殴り状態になり、ボコボコにされてしまいました。
友人の方はというと、一発殴られただけで済み、友人を止めに入った私の方が大損害を被ってしまいました。
幸い骨が折れている事はなく、大事に至る事はありませんでしたが、触らぬ神に祟りなしとはこの事だなと、身を持って知ったのです。