高みの見物

【漢字】高みの見物
【読み】たかみのけんぶつ
【意味】他人の騒ぎを興味本位で見物する様子。
【例文1】カップルのケンカを高みの見物といこう。
【例文2】酔っ払い同士のケンカを高みの見物とする。
【例文3】巻き込まれるのは面倒なので高みの見物とする。

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高みの見物ができる人間とは

安全な場所から余裕をもって物事を見物することを「高みの見物」と言います。主に何かの戦いを強者や権力の高い方が安全な場所でくつろいで戦火を見守る様子がイメージされますね。高みの見物は誰でもできることではありません。多くの方が、高みから見られる側の人間だと思いますし、権力や相当の実力者ではないと高みにはいけないと思います。
また、プロスポーツ観戦などもある意味では高みですが、観戦する側は料金を払って観戦しているので高みとは言えません。高みの見物は料金を払わず、そして気持ちに余裕をもつことが条件ではないでしょうか。
現代で高みの見学ができるのは、社会の中で矢面に立つ立場の方と考えています。例えば会社の社長や重役などは、企業の視察などで高みの席から見学できたり落ち着いた環境の場所で仕事ができると思うのです。
高みの見物をする方は、それなりに人生経験があって周りを見渡せる広い視野が必要なのでしょう。教育者もそれに当てはまるので、学校の教師なども仕事は大変ですが、生徒の行動を高い場所で傍観できる立場にいます。
二次創作では良く聞く言葉ですが、立場の存在が薄くなった現代では、この言葉を使用する機会が減ったと考えています。