「木目が細かい」は、皮膚や物の表面がなめらかで、すべすべしているさま

「木目が細かい」は、皮膚や物の表面がなめらかで、すべすべしているさまのこと。

  1. 皮膚や物の表面がなめらかで、すべすべしているさま

具体的には、以下のような状況で使われます。

  • 赤ちゃんのお肌は、とても「木目が細かい」。
  • 職人こだわりの家具は、表面が「木目が細かい」。
  • 高級な和菓子は、口当たりが「木目が細かい」。

この場合、「木目が細かい」は、なめらかで、すべすべした肌触りや質感を表現します。見て触って気持ちよい、上質な印象を与えます。

  1. 物事に細かく気を配るさま

具体的には、以下のような状況で使われます。

  • 彼女は、いつも「木目が細かい」心配をしてくれる。
  • 彼は、「木目が細かい」仕事ぶりで、周囲から信頼されている。
  • このお店は、顧客へのサービスが「木目が細かい」。

この場合、「木目が細かい」は、物事に細かく気を配り、行き届いた心配や配慮をする様子を表現します。丁寧で親切な印象を与えます。

類義語

  • きめが粗い
  • 滑らか
  • なめらか
  • 繊細
  • 緻密
  • 丁寧
  • 周到
  • 行き届いた
  • 心配り
  • 気配り

反義語

  • ざらざら
  • 粗い
  • 粗雑
  • 無頓着
  • 無関心
  • 不注意
  • 粗忽
  • 無配慮

注意

「木目が細かい」は、必ずしも良い意味ではありません。

  • 1つ目の意味の場合、必要以上に神経質だったり、潔癖だったりすることを表す場合もあります。
  • 2つ目の意味の場合、細かいことばかり気にして、優柔不断だったり、融通がきかないことを表す場合もあります。

文脈をよく考えて、適切な意味を選択して使用してください。

その他

「木目が細かい」は、もともとは木の板や柱などの切り口の木目(もくめ)が細かくつまり、手触りが滑らかなことを指し、そこから滑らかな肌の様子や、細かく行き届いた気配りの様子などにも使われるようになりました。

参考URL:
「木目細かい」と「木目細やか」の違いは? どちらかは間違った表現です | Oggi.jp