快刀乱麻を断つ

【漢字】快刀乱麻を断つ
【読み】かいとうらんまをたつ
【意味】もつれた浅糸を鋭い刀で断ち斬ることから、複雑な事態を見事に解決すること。
【例文1】ライバル同士の仲が快刀乱麻を断った。
【例文2】推理小説の快刀乱麻を断つ。
【例文3】両親の不仲を子どもが快刀乱麻を断つ。

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快刀乱麻を断つとは

快刀乱麻を断つとは、良く切れる刀で縺れた麻の糸を断ち切るように、縺れた物事を鮮やかに解決することのたとえです。ここでいう快刀とは良く切れる刀を言い、乱麻とは縺れた麻の糸を言います。快刀乱麻を断つという言葉は、中国の北斉書に出てくる故事からの言葉です。南北朝時代北斉の高歓は、我が子たちそれぞれの判断力を試そうと考え、各自に絡まった糸の固まりを渡し、元に戻すように言いました。そのとき、高洋(後の文宣帝)だけは刀を抜いて、これを切りました。そして、乱れた物は切らなくてはならないと言ったといいます。父親である高歓はこれを良しと判断したそうです。これは、国を治める時の考え方なのでしょう。乱れた国は武力を持って制定しなければいけないということなのでしょうか。

快刀乱麻を断つという言葉は、時代劇が隆盛を極めると、盛んに使われるようになりました。主人公が悪人たちを快刀乱麻の活躍で切り倒していくのです。ですから、時代劇を見て育った人たちには、麻を切るのではなく、悪人を切ると思っている人も多いことでしょう。
しかし、今でも縫い物や編み物をしていて絡んでしまった場合は根気よく解くのではなく、ハサミで切ってしまうことが多いのですから、この言葉は生きているのかもしれません。