活を入れる

【漢字】活を入れる
【読み】かつをいれる
【意味】気合いを入れる。元気づける。
【例文1】試合前に号令をかけて活を入れる。
【例文2】円陣を組んで活を入れる。
【例文3】掛け声で活を入れる。

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「活を入れる」のあり方

わたしは現在20歳で仙台市内の大学に通っている。小学生の頃から高校までずっと野球を続け、現在は高校野球の監督を目指し、教員になるために勉強に励む毎日だ。
今日本では部活動指導のあり方が問題になっている。具体的には指導の一環の範疇としてどこまで許されるのかと言う問題だ。
わたしが経験してきた野球の世界では少年野球であっても「鉄拳制裁」がいわば日常の一つであった。エラーやみっともない三振など気合が入っていないとみなされるようなプレーをすれば活を入れると称して、よく殴られたものである。
しかし今思えばそのような指導方法は正しいと言えるのだろうか。大学生になり、自分でアルバイトもしてお金を稼ぐようになった今になって思えば、社会生活の中で大人が他人に対して怒鳴り散らし、手を上げるようなことは異常事態である。
しかし野球を始めとする部活動においてはそのような行為が、活を入れるということで常態化してしまっているのだ。それは子ども達の成長に対して明らかに悪影響である。
いまこそ、新しい「活の入れ方」と言うものを私たちは考えなければならない。暴力ではない方法で活を入れるやり方は必ずあるはずである。
将来わたしが野球の指導者となった時に、本当の意味で子どもが成長できる活の入れ方と言うものを考えていきたいと思う。