百も承知

【漢字】百も承知
【読み】ひゃくもしょうち
【意味】言われなくても十分にわかっている。覚悟の上。
【例文1】そんな事は百も承知。
【例文2】百も承知で立ち向かう。

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同じ事ばかり言われそんな事百も承知

百も承知とはわかりきった事を言われた時に、言う言葉が「百も承知」です。
私もよく使います。わかっているからこそ言いたくなるひと言です。

私のお母さんが心配性なうえに小言が多く、毎回同じことを繰り返して言います。車で出かける時は外まで出てきて、溝すれすれに通るもんなら悲鳴を上げて注意します。ミラーで確認はしてますし、私はギリギリなので心配はいらないと言いますが、車の運転をしないお母さんからしたら危険に見えるのでしょうね。
たまに通帳から銀行引き落とし不可能のお知らせが届きます。
お母さんに見つかると4日も期限があるのに毎日携帯がストップするよと早く入金するように言われます。そんなことは百も承知です。ただ行く時間に優先順位を付けているので後回しにしているだけです。生真面目なお母さんですから心配で仕方ないようですが、安心してください。振り込みは24時間いつでもコンビニでできますと言いたい。いただいたお給料を引き出して振り込む作業が面倒なので通帳を一つにすると問題がひとつ解決できそう。

百も承知の百とは一体何?

よく、充分わかっていることを百の承知と言いますよね。
充分に理解していることを承知というのは分かりますが、百の数字はどこから来ているのでしょうか。
ですので今回、この百も承知という言葉について色々と見ていきたいと思います。

さて、冒頭でも述べた通り百も承知とは、充分理解しているという意味ですよね。
そしてこの百という数字に関しましては、例えの数字で百回聞かされたくらい分かっているという意味なのだそうです。
つまり、百回も言えば分かるだろうというような事を伝えたいのでしょうね。

ここからは憶測なのですが、なぜ百という数字を使ったのか考えて見ます。
百という数字は限界点として使われることが多いですよね。
例えばテストの満点は百点だし、確立の上限は百パーセントといい表します。
なので、百の承知の百という数字はこのように、これ以上言わなくても分かるという気持ちの表れではないのでしょうか。

また、百も承知、二百も合点という合わせ技のような語句もあります。
これは、より意味を強めた言葉になるのです。
これは百点や百パーセントの限界点も越えた二百を使うことで、より強調された印象を受けますね。

以上が、百も承知という語句についての意味や独自の考えでした。

そんなことは百も承知だよ、と思った出来事

高校時代のクラスメートに、ヨーロッパ何カ国かに在住経験のある女の子がいました。とても明るくておしゃべり好きな子なので、私もときどき話しかけられて、向こうがドイツやスイスなどの食べ物や言葉や伝統文化、さらにインターナショナルスクールにいた面白い同級生などの話をいっぱいしてくるので、珍しい情報を「へえー」とか思いながら聞いていました。
そうやっていつものように彼女と話していたら、ドイツの作曲家ベートーベンの話題が出てきました。私はもちろん音楽の授業などでベートーベンのことは知っていましたが、彼女はさすがヨーロッパという本場に長く住んでいただけあって、もっともっと詳しい情報を教えてくれました。なので私が「その話は初めて聞いた」と答えたら、彼女は何を勘違いしたのか、「ええと……ベートーベンはドイツ出身の作曲家で……」と説明をしはじめました。私は思いました。「そんなこと百も承知なんですけど……。」
どうやら彼女は、私が「初めて聞いた」と言ったのを、ベートーベンという名前を初めて耳にしたという意味にとってしまったみたいです。いきなりあの有名なベートーベンの紹介を始められたので、ちょっとびっくりした出来事でした。