「大根役者」は、演技の拙い役者や俳優を批判する芸能用語です。
語源
諸説ありますが、以下のような説があります。
- 大根の根の白いことを素人(しろうと)に寄せていったもの
- へたな役者を意味する「馬の脚」の脚から連想していったもの
- 大根はどのように食べても腹を壊さないので、へたなことと掛けて「当たらない」の意でいったもの
意味
演技力のない役者、芸のまずい役者をあざけっていう語。大根。
使い方
- 彼には演技の才能がなく、いつも大根役者ばかり演じている。(Kare ni wa engei no sainan ga naku, itsumo daikon yakusha bakari enjite iru.) - 彼には演技の才能がなく、いつも大根役者ばかり演じている。
- 彼女は、舞台経験が浅く、まだ大根役者と言われている。(Kanojo wa, butai keiken ga asaku, mada daikon yakusha to iwarete iru.) - 彼女は、舞台経験が浅く、まだ大根役者と言われている。
- この映画には、大根役者が多く出ていて、見ていられない。(Konno eiga ni wa, daikon yakusha ga ōku dete ite, mite iられない。) - この映画には、大根役者が多く出ていて、見ていられない。
例文
- 例文1: 新人俳優の彼は、演技がぎこちなく、大根役者だと酷評された。(Shinjin haiyū no kare wa, engei ga gichochonaku, daikon yakusha dato korokuhi sareta.) - 新人俳優の彼は、演技がぎこちなく、大根役者だと酷評された。
- 例文2: ベテラン俳優でも、年を取ると大根役者になってしまうことがある。(Betoran haiyū demo, toshi o toru to daikon yakusha ni natte shimau koto ga aru.) - ベテラン俳優でも、年を取ると大根役者になってしまうことがある。
- 例文3: この芝居は、役者たちの演技が素晴らしく、大根役者は一人もいなかった。(Konno shibai wa, yakusha-tachi no engei ga subarashiku, daikon yakusha wa hitotsu mo inakatta.) - この芝居は、役者たちの演技が素晴らしく、大根役者は一人もいなかった。
類義語
- 三文役者
- 下手くそ役者
- 棒読み役者
- 表情のない役者
- 生気のない役者
英語表現
英語では、「大根役者」に相当する単一の表現はありませんが、状況に応じて以下のような表現を使い分けることができます。
- 演技の拙い役者: bad actor, untalented actor, wooden actor
- 演技に説得力がない役者: unconvincing actor, uninspired actor, lifeless actor
- 観客を退屈させる役者: boring actor, dull actor, unengaging actor
その他
「大根役者」という言葉は、主に喜劇的な場面で使われます。
ユーモラスな表現と言えます。
しかし、あまりにも頻繁に使うと、大げさだという印象を与えてしまう可能性もあるので、状況に合わせて使い分けることが大切です。
参考URL:
大根役者 - Wikipedia