「断末魔(だんまつま)」は、日本語の四字熟語で、臨終や死の直前を意味します。
「末」は「関節」という意味であり、「魔」は「悪鬼」や「苦しみ」という意味です。
「断末魔」は、関節が切られるような苦しみを意味し、仏教では、人生とはこのように痛みを味わいながら生きるものだと説かれています。
転じて、苦しみや悲しみなどの極限状態を表現する際にも用いられます。
使い方
- 例文1: 彼は、断末魔の苦しみを叫びながら息を引き取った。(Kare wa, danmacuma no kurushimi o sakebi nagara iki o hikitta.) - 彼は、断末魔の苦しみを叫びながら息を引き取った。
- 例文2: 彼女は、断末魔の表情で助けを求めていた。(Kanojo wa, danmacuma no hyōjō de tasuke o motomete ita.) - 彼女は、断末魔の表情で助けを求めていた。
- 例文3: その会社は、断末魔の状態に陥っていた。(Sono kaisha wa, danmacuma no jōtai ni ochite ita.) - その会社は、断末魔の状態に陥っていた。
類義語
- 死期
- 臨終
- 息絶える
- 息を引き取る
- 苦悶
英語表現
英語では、「断末魔」に相当する単一の表現はありませんが、状況に応じて以下のような表現を使い分けることができます。
- On the point of death: 死の直前
- In agony: 苦痛の中で
- In one's last throes: 苦しみ抜く
- In extremis: 極限状態
- At the end of one's rope: 限界に達する
その他
「断末魔」という言葉は、古くから使われてきた表現です。
現代社会でも、様々な場面で使われる表現です。
小説や映画などのフィクション作品では、死の直前の人物の苦しみや悲しみを表現する際によく用いられます。
現実世界でも、大災害や事故などの悲劇を表現する際に使われることがあります。
「断末魔」という言葉は、死や苦しみといった重いテーマを表現する言葉ですが、同時に、人間の 強さや尊厳についても考えさせてくれる言葉です。
参考URL:
断末魔(ダンマツマ)とは? 意味や使い方 - コトバンク