「大団円」は、小説や演劇などの最後の場面のことを指す言葉です。
特に、最後がめでたくおさまった場合に使われます。
語源
「大団円」という言葉は、江戸時代から使われてきた言葉です。
「大」は大きい、「団円」はまるいという意味です。
つまり、「大団円」という言葉は、大きな丸い形という意味から、すべてがうまくまとまったという意味になったと考えられます。
意味
- 小説、劇などの終わり、または最終のこと。 特に、最後がめでたくおさまること。 おおぎり。
- 物事の破局,大詰め,大団円のこと。 原義ギリシア語のkatastrophēは〈下にくつがえす〉という動詞に由来し,転倒や破滅を意味する。
使い方
- 「大団円」という言葉は、主にフィクション作品で使われます。
- 例文1: 長編小説は、大団円を迎えて幕を閉じた。(Chōhen shōsetsu wa, daidan'en o mukaete maku o tojita.) - 長編小説は、大団円を迎えて幕を閉じた。
- 例文2: 映画は、感動的な大団円で終わった。(Eiga wa, kandō-teki na daidan'en de owatta.) - 映画は、感動的な大団円で終わった。
- 例文3: 芝居は、めでたい大団円で幕を閉じた。(Shibai wa, medetai daidan'en de maku o tojita.) - 芝居は、めでたい大団円で幕を閉じた。
類義語
- 最終のことという意味の類語に「大切り」「大詰め」
- 最終のことという意味の反対語に「開幕」「プロローグ」
- めでたく収まるという意味の類語に「有終の美」「丸く収まる」
英語表現
英語では、「大団円」に相当する単一の表現はありませんが、状況に応じて以下のような表現を使い分けることができます。
- Happy ending: ハッピーエンド
- Resolution: 解決
- Conclusion: 結論
- Climax: クライマックス
- Denouement: 結末
その他
「大団円」という言葉は、ポジティブな意味合いで使われることが多いです。
しかし、すべての作品が大団円を迎えるわけではありません。
悲劇的な結末を迎える作品もあります。
「大団円」という言葉は、作品の結末を表現するために使われる言葉であることを理解しておくことが大切です。