「肝(胆)が太い」は、困難やプレッシャーにも動じない様子を表す慣用句

「肝(胆)が太い」は、困難やプレッシャーにも動じない様子を表す慣用句です。勇気があり、度胸があるという意味合いも含まれます。

語源

  • 「肝」は、古くは「魂魄(こんぱく)」つまり魂の宿る場所と考えられており、勇気や決断力の象徴とされていました。
  • 「胆」は、度胸や肝っ玉という意味合いを持つ言葉です。

意味

  • 困難やプレッシャーにも動じない
  • 勇気があり、度胸がある
  • 泰然自若としている
  • 冷静沈着
  • 大胆不敵

使い方

  • 「彼は肝が太っていて、どんな困難にも立ち向かう。」
  • 「彼女は大勢の前で発表しても、肝が太いので全く緊張しない。」
  • 「あの起業家は、失敗を恐れない肝の太い人物だ。」

例文

  • 例文1: 期末試験が近づいても、彼はいつも余裕綽綽で、肝が太い。
  • 例文2: 肝が太い彼女は、面接官の質問にも臆することなく答えた。
  • 例文3: 肝が太い社長のおかげで、会社は危機を乗り越えることができた。

類似表現

  • 度胸がある
  • 肝っ玉が据わっている
  • 冷静沈着
  • 泰然自若
  • 大胆不敵
  • 肝っ玉が大きい
  • 面食い
  • 図太い

注意

「肝(胆)が太い」は、良い意味で使われることが多いですが、無謀や無神経という意味合いになる場合もあります。

英語表現

  • brave
  • courageous
  • fearless
  • bold
  • audacious
  • gutsy
  • nerveless
  • unflappable

参考URL:
肝/胆(きも)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書