「手を染める」とは、悪いことをするという意味

「手を染める」とは、悪いことをするという意味があります。

  1. 悪いことをする

殺人、窃盗、汚職などの犯罪行為に手を染めることを意味します。悪いことに加担したり、関わったりすることを表す際に使われます。

例文

  • 彼はギャンブルに手を染め、借金が膨らんでしまった。
  • 政治家は汚職に手を染め、失職した。
  • マフィアは、麻薬取引に手を染めている。
  1. 新しいことに挑戦する

これまで経験したことのないことに挑戦したり、新しい事業を始めたりすることを意味します。積極性やチャレンジ精神を表す際に使われます。

例文

  • 彼は、新しい料理に手を染め、料理教室に通い始めた。
  • 会社は、海外市場に手を染めるために、新しい部署を立ち上げた。
  • 私は、絵画に手を染め、独学で絵を描いている。

どちらの意味なのかは、文脈によって判断する必要があります。

「手を染める」という表現は、悪いことと新しいことという、相反する2つの意味を持っています。

悪いことに手を染めることは、自分自身や周囲の人を傷つける可能性があります。一方、新しいことに手を染めることは、自分自身を成長させるチャンスとなります。

どちらの意味で使うかは、状況をよく考えて判断することが大切です。

以下、「手を染める」の類義語を紹介します。

  • 犯罪に手を染める
  • 悪事に手を染める
  • 悪行に手を染める
  • 悪事を働く
  • 悪徳
  • 悪名
  • 汚職
  • 堕落
  • 腐敗

対義語

  • 善行を積む
  • 功徳を積む
  • 徳を積む
  • 慈善活動をする
  • ボランティア活動をする
  • 貢献する
  • 寄付する
  • 奉仕する
  • 献身する

参考URL:
「足を洗う」? 「手を染める」?|NHK放送文化研究所