「啖呵を切る」は、自信を持って自分の意見を主張するという意味

「啖呵を切る」は、自信を持って自分の意見を主張するという意味があります。

  1. 大きな声で強くものを言う
  • 威圧的な態度で、自分の意見や要求を押し通すことを表します。
  • 怒鳴ったり、脅したりするようなイメージです。

例文

  • 店員が謝罪しても、客は怒鳴って啖呵を切った。
  • 上司が理不尽な要求をしたので、思わず啖呵を切ってしまった。
  • 子供が駄々をこねたので、父親は大きな声で啖呵を切った。
  1. 自信を持って自分の意見を主張する
  • 困難な状況でも、くじけずに自分の信念を貫くことを表します。
  • 勇気を持って立ち向かうイメージです。

例文

  • 彼は不当な解雇に対して、啖呵を切って戦った。
  • 政治家は、国民の声を代表して、啖呵を切って訴えた。
  • 困難な課題にも、彼女は啖呵を切って挑戦した。
  1. 語源

「啖呵」は、もともと痰が激しく出る病気の意で、「痰火」と書いた。その痰火を治療するのを「痰火を切る」といい、痰火が治ると胸がすっきりしたことから。「啖呵を切る」は、「胸を張って大きな声で話す」という意味で使われるようになったと考えられています。

  1. 現代社会での解釈

現代社会においては、「啖呵を切る」という言葉は、ネガティブな意味合いで使われることがほとんどです。

「威圧的にものを言う」や「脅迫する」という意味合いが含まれています。

  1. 類義語
  • 怒鳴る
  • 脅す
  • 恫喝する
  • 詰め寄る
  • 勢い込む
  1. 対義語
  • 穏やかに話す
  • 説得する
  • 議論する
  • 泣き寝入りする
  • 諦める
  1. その他

「啖呵を切る」という言葉は、人だけでなく物にも使うことができます。

例えば、「風が啖呵を切って吹いている」のように、風が強く吹いていることを表すことができます。

また、「啖呵を切る」という言葉は、動物にも使うことができます。

例えば、「猫が啖呵を切って威嚇している」のように、猫が威嚇していることを表すことができます。

まとめ

「啖呵を切る」は、「大きな声で強くものを言う」と「自信を持って自分の意見を主張する」の2つの意味を持つ言葉です。

現代社会においては、ネガティブな意味合いで使われることがほとんどですが、文脈によって、どのような意味で使われているのかを理解することが大切です。

参考URL:
啖呵を切る(たんかをきる)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書