坊主憎けりゃ袈裟まで憎い

【漢字】坊主憎けりゃ袈裟まで憎い
【読み】ぼうずにくけりゃけさまでにくい
【意味】袈裟とは僧侶の衣服のことで僧侶が憎いと思ったら着ている袈裟まで憎くなることから、その人に関わる人までが憎いと思うこと。
【例文1】躾がなっていない子の母親の言動を見れば坊主憎けりゃ袈裟まで憎い
【例文2】暴力をふるう元彼は○○出身で坊主憎けりゃ袈裟まで憎いでそこには二度と行きたくない。

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ことわざ「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の袈裟とは何か

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」あるいは「法師が憎ければ袈裟まで憎し」とも言いますね。このことわざの意味は、お坊さんを憎いと思うあまりお坊さんが身につけている袈裟まで憎らしくなることから、ある人や物を憎いと思うあまりそれに関係するもの全てが憎らしくなることです。このことわざを深く掘り下げてみようと思います。

袈裟とは、お坊さん(仏教僧侶)が左肩から右のわきの下にかけて身にまとっている布のことを指します。言葉の由来は、赤褐色の意味のサンスクリット語「カシャーヤ(Kasaya)」の音訳ですよ。糞掃衣・福田衣・法衣とも言います。起源は、インドの仏教僧侶が身にまとっていたボロボロの布です。本来、仏教では出家僧侶は財産になる私有物を持てません。身につける衣類も、捨てられるようなぼろ布しか許されませんでした。白い布を身にまとっていた在家者と区別するために、草木や金属錆びなどを使って黄土色や青黒色に染めていましたよ。

仏教が中国に伝わる頃には、袈裟は仏教僧侶が身につける飾りの衣装になりましたね。日本に仏教が伝わると、袈裟は色や布の組み合わせにより、仏教僧侶の位階や特権を示すものになりましたよ。江戸時代には「檀家制度」ができ、お坊さんはことあるごとに人々からお布施と称してお金を取り上げていましたから、袈裟を身につける人間も随分と変化したものですね。

類語には「親が憎けりゃ子も憎い」があります。

反対語には「あばたもえくぼ」があります。