一頭地を抜く

【漢字】一頭地を抜く
【読み】いっとうちをぬく
【意味】人より頭ひとつ抜き出て優れている。
【例文1】彼女は小学校の頃から一頭地を抜いて成績が良い。
【例文2】一頭地を抜いて泳ぐのが速い。

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一頭地を抜くとは

沢山いる中で一際他より抜きん出ている事を「一頭地を抜く」と言い、同意語で「群を抜く」というのがあります。一頭という位ですから、他の人より一つ飛び抜けて先を行っているのであり、リードしている者の独断場でもあります。「彼の小説は一頭地を抜く」や「その身体力は一頭地を抜いている」など、特に優れた人物に対し送る称賛なのです。そういう人は常に人の前を行き、決して他にその地位を脅かされる事はないでしょう。人の前を行くのが宿命であり、余程の大器が現れない限りその人の王座陥落は訪れはしないのです。一口に頭が良いとかスポーツが出来ると言ってしまいますが、そもそも秀才の方やスポーツ万能の人は元からそういう資質が備わっており、凡人の努力でどうにかなる所ではないのです。まさに「生まれながらの」才能がそういう方達に備わっているのですから、その上きちんと修練を積まれれば敵う道理などありはしないのです。月並みの表現かもしれませんが、それはもはや定めでありそれをやる為に生れて来たと言われても無理からぬことなのです。誰にでも何かしら向いている事があると思いますし、好きな事で一頭地を抜く事が出来ればこれ程遣り甲斐に満たされる人生はないと思います。