「地獄耳」(じごくみみ)は、「人の秘密などをいちはやく聞き込んでいること。また、そういう人。」という意味

「地獄耳」(じごくみみ)は、「人の秘密などをいちはやく聞き込んでいること。また、そういう人。」という意味です。

「地獄耳」は、以下の二つの言葉から成り立っています。

  • 「地獄(じごく)」: 仏教で、神の教えに背いた者、罪を犯して悔い改めない魂が陥って永遠の苦を受け、救われないという世界。
  • 「耳(みみ)」: 頭部の両側にあり、音を聞く器官

「地獄耳」の直訳は「地獄の耳」ですが、慣用的な意味は「人の秘密などをいちはやく聞き込んでいること。また、そういう人。」となります。

「地獄耳」の由来は、地獄の鬼が罪人の罪状を聞き取るために、非常に優れた聴力を持っているという仏教の故事から来ていると言われています。

使い方

「地獄耳」は、主に「人の秘密などを聞き込んだ人」や「人の噂をよく知っている人」に対して使われます。

例文

  • 「彼女は地獄耳だから、何もかもすぐに知ってしまう。」 (Kanojo wa jigokumimi da kara, nani mo kamo sugu ni shitte shimau.)
  • 「この町には地獄耳のおばあさんがいて、近所の人の噂話なんでも知っているんだ。」 (Kono machi ni wa jigokumimi no obāsan ga ite, kinjo no hito no uwasa banashi nani mo shitte iru nda.)
  • 「地獄耳の彼のおかげで、会社の裏話がいつもすぐに耳に入る。」 (Jigokumimi no kare no okage de, kaisha no urabanashi wa itsumo sugu ni mimi ni hairu.)

類義語

  • 「噂好き」 (uwasa zuki) - 噂話が好きな人
  • 「おしゃべり」 (oshaべり) - よくしゃべる人
  • 「口が軽い」 (kuchi ga karui) - 秘密を守ることができない人

「地獄耳」は、人の秘密などを聞き込む能力を表現する言葉として、よく使われます。

以下、「地獄耳」を使った例文をいくつかご紹介します。

  • 「地獄耳の同僚がいるので、職場では気を付けないと。」 (Jigokumimi no dōryō ga iru no de, shokuba de wa ki o tsukenaito.)
  • 「地獄耳の祖母から、近所の人の悪い噂を聞かされた。」 (Jigokumimi no sobo kara, kinjo no hito no warui uwasa o kikasareta.)
  • 「地獄耳の記者のおかげで、事件の真相がすぐに明らかになった。」 (Jigokumimi no kisha no okage de, jiken no shinsō ga sugu ni akarakana tta.)

「地獄耳」について、さらに詳しく説明します。

  • 「地獄耳」は、良い意味で使われることもあれば、悪い意味で使われることもあります。
  • 「地獄耳」の人には、以下のような特徴があると言われています。
    • 人の話をよく聞いている
    • 觀察力に優れている
    • 人脈が広い
  • 「地獄耳」にならないようにするには、以下のようなことに注意する必要があります。
    • 人の噂話に耳を傾けない
    • 他人の秘密を守る
    • 自分の言葉に気を付ける

参考URL:
地獄耳(ジゴクミミ)とは? 意味や使い方 - コトバンク