物心が付く

【漢字】物心が付く
【読み】ものごころがつく
【意味】世の中の事や人の気持ちが分かり始める。
【例文1】物心付いた時には母はいなかった。
【例文2】物心が付いた時からボールを蹴っていた。
【例文3】物心が付く頃から絵具を握っていた。

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物心が付くの物心とは何を意味しているのか 

漫画や映画、ドラマや日常会話などで物心が付くという言葉を耳にする事がありますが、一般的な使われ方としては自分が記憶している最も古い記憶の事を指しています。例えば物心が付いた頃には既に好きだったや、物心が付いた時には親の顔を覚えていなかったなどの様な使われ方をしています。
ただ厳密に言えば物心が付くとは記憶の事を意味しているのではなく、正確に言えば自分の行動に思考が加わった状態を意味しています。
まず、基本的に幼児と言う物は感じたことが行動に直結しています。なのでお腹が空いたら泣きますし、おもちゃを取り上げたら怒ると言う行動が見られます。またこの状態の内はほぼ無意識状態にありますので、本人が記憶しているケースも非常に稀になりますし通常は新しい刺激があった時には忘れるようなメカニズムになっています。
なのでこの時には物心が付いているとは言えなくなっていて、この段階を過ぎて感じた事からの行動ではなく思考してからの行動が見られたときに初めて物心が付いたと言えるようになります。
したがって一般的な使われ方とはやや離れていて、最も古い記憶ではなく初めて自分の考えで行動できた時が物心が付くと言う状態を指しています。

物心が付くと女になる

4年前の春、都内の公園でお花見をした時、知人が可愛い女の子の赤ん坊を連れて遊びに来てくれました。
おしゃべりは出来ず、表情だけで母親に何かを伝えようとする姿が愛おしく、皆んなを癒してくれました。
そして先月の結婚式で久しぶりに会った知人が連れていた女の子は、あのお花見の時に赤ちゃんだったとは思い出せないほど可愛らしい女の子になっていました。
結婚式だった為、フリフリのドレスに身を包み、頭にはリボンを、口紅をつけてすっかりお姉さんに。
式が始まるまでの間、控え室ではお話もできるようになって、鼻歌を歌いながら踊りながら、ドレスの裾をもってクルクル回って披露してくれました。
物心が付いた少女は、あの赤ん坊だった頃とはまた異なる可愛さで皆んなを楽しませてくれました。
そんな中、他の知人が赤ん坊の女の子を抱っこして式に参列し、控え室に登場。
一気に皆んなの視線が赤ん坊へ集中し、可愛い可愛いのオンパレードに。
ドレス姿の女の子は一言。「私だって可愛いでしょ!見てよ!」の訴えが始まりました。
その時感じたことは物心が付くと女になるということ。
30代目前のギラギラした女性たちが集まる結婚式で、女という生き物について考えさせられた1日でした。