馬鹿とはさみは使いよう

【漢字】馬鹿とはさみは使いよう
【読み】ばかとはさみはつかいよう
【意味】切れの悪いハサミは研げば使えるように愚かな者でも使い方次第では役に立つ。
【例文1】重いの荷物運びの時は、馬鹿とはさみは使いようで巨漢の彼を使う。
【例文2】馬鹿とはさみは使いようで褒めて伸ばす。
【例文3】人手が足りない時は馬鹿とはさみは使いようで扱う。

馬鹿とはさみは使いようをテーマにした記事

馬鹿とはさみは使いようの言葉の意味

馬鹿とはさみは使いようと言う言葉ですが、使われている人が馬鹿であると言う馬鹿にした意味合いの言葉では無く、その人を使う側の人の責任能力を問う言葉です。使われる側の人が持っている能力を最大限引き出し、うまく使う事で、使われる側の人の能力を最大限に引き出せると言う事を、使う側の人に対して言っているのです。その昔のはさみは現代の様に、製造技術が進んでいなかった為、すぐに切れなくなったり、何度も研ぎ直す事が必要でした。しかし、使う側の人の使い方次第では、切れ味も変わったり、他の使い道が有ったりしました。この事から使う側の人の力量で有ったり、能力を指摘する言葉として使用されております。良く使われる場面としては、「馬鹿とはさみは使いようで、今までは何をやっていたか判らないが、今度の職場では彼も大変生き生きと仕事を頑張っている」等、会社で部下を持つ上司が、もっと上位の上司や役員から、部下の使い方や指導の一環として、この言葉を使われたりします。同じ様な意味合いを持つ言葉としては、「阿呆とはさみは使いようで切れる」や「鋏と嫁は使いよう」「奉公人と牡牛は使いようで動く」等があり、いずれの言葉も使う側の人に対する、責任を問う言葉となっております。