人口に膾炙する

【漢字】人口に膾炙する
【読み】じんこうにかいしゃする
【意味】なますや炙った肉が称賛されることから、世間の人に多く知られチヤホヤされる。
【例文1】小説が売れて人口に膾炙する。
【例文2】ミスコンで優勝して人口に膾炙する。

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「人口に膾炙する」は現代風に言うと「新語・流行語大賞」

「人口に膾炙する」というのは、たくさんの人がそのことをもてはやして話題にしていくということによって、広く知れ渡るということだそうです。
「なます(膾)」や「あぶり肉(炙)」が昔はご馳走とされていて、誰もが美味しい美味しいと喜んで食べたということから、こうした言葉が出来上がっています。
これを現代風に言うと、さしずめ毎年ユーキャンがスポンサーとなって開催されている「新語・流行語大賞」が当たるのではないでしょうか。
日本国内でだけ、たくさんの人が口にして使った言葉かと言えば、その年によって違っているようで2016年には世界中を巻き込んで大いに流行した「P・P・A・P」などは世界的に有名になって使われました。
ピコ太郎のようにご陽気で、みんながその言葉を口にすると自然に笑顔になってしまうようなものは素晴らしいのですが、逆にその言葉を口にすると顔をしかめてしまうというようなものはいかがなものか。
「忖度」という言葉も日本中を駆け巡り、海外のニュースなどでも取り上げられるようになったということですが、あまり良い意味で使われていなかったようです。