恩に着せる

【漢字】恩に着せる
【読み】おんにきせる
【意味】相手のためにしたように見せて相手にありがたいと思わせる。
【例文1】1万円貸したことをいつまでも恩着せがましく言ってくる。
【例文2】見返りを求めて恩に着せる。
【例文3】意図的に恩に着せる。

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恩に着せるような親切は、親切ではない

親切とは何でしょう。その人に優しくしてもらった、その人がいたおかげで助かった、と思ってもらえる行為だとは思います。しかし、これが行き過ぎ、恩に着せるぐらいのレベルになると、逆にうっとうしさが表に出てしまい、親切ではなくなってしまいます。
親切は自然に行うものです。さりげなく行うからこそ、感謝されるのであって、見返りを求めた親切は過剰となり、相手からもそれを見抜かれてしまいます。そうならないためにも、深追いはせず、自分のできることだけを行っていけば心地よい親切として、相手も受け取ってくれるのではないでしょうか。
親切と過剰すぎる親切が、どこでラインが引かれているのかは誰にも見えません。それに、親切を受けている人の違いによってもラインは変わっていきます。これを計算して親切な行為を行うのは非常に難しいですが、実行しないと後でよからぬ噂が立ってしまうことがありますし、特定の人にだけ親切にしてしまっていると、これもまた批判の的となってしまいます。
万人に向け、自分のできる範囲での親切は非常に人間として魅力的に見えますが、人によっては「大きなお世話」ととらえられることもあります。
しかし、親切にするという行為は大切なことですので、心掛けていきたい行動です。誰かが「あの人は親切」というレベルで感じてくれていることを信じて。