蟻の穴から堤も崩れる

【漢字】蟻の穴から堤も崩れる
【読み】ありのあなからつつみもくずれる
【意味】堤防にできたアリが通るくらいの小さな穴でも放置しておけば堤防でも崩れてしまうので、小さな油断から大惨事にもなり兼ねないという意味。
【例文1】車の定期点検は、蟻の穴から堤も崩れるで大事である。
【例文2】蟻の穴から堤も崩れるから定期健診を受診する。

蟻の穴から堤も崩れるをテーマにした記事

最近の企業による不祥事の原因です

蟻の穴から堤も崩れる、という言葉があります。
意味としては、例え些細なことであっても、やがて大きな災いを起こすことがあるという内容です。
蟻のような小さな小さな事象でも、積み重なったり、傷口が大きくなると、収拾がつかなくなります。
例えば、最近の上場企業による不祥事がそれを物語っています。
品質のデータ改ざんは、最初はよかれと思ってやった些細な行為だと思いますが、月日が経過して常習化してしまったことで、大きな問題となっている一例です。
また、最近のホットな話題として大相撲の暴行事件も、早く対処せずにずるずると引きずり、最終的に横綱が引退するという、角界にとっては大きな災いになってしまいました。
これらの問題は、過去にもあったことで、その過去の教訓が全く生かされていません。
おそらく対岸の火事と思っていた節もあるかもしれませんし、ちょっとだけならという安易な考えが根付いていたと思います。
ニュースで不祥事や事件が報道されていますが、それらは決して自分の周りに起こらないという考えを捨て、起こる可能性があるという危機感をもたなくてはなりません。
事が起こってからでは遅いので、今のうちに小さな課題があれば潰しておくのがよいですね。