牙を研ぐ

【漢字】牙を研ぐ
【読み】きばをとぐ
【意味】相手を倒そうと待ち構えている。
【例文】相手が訴えてきそうなので牙を研ぐ。

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爪を研ぐよりもおそろしい「牙を研ぐ」

「牙を研ぐ」という言葉を聞くと、どうしても爪を研ぐという言葉を連想してしまいます。どちらも意味はほぼ同じと考えていいでしょう。
復讐心を持って相手を倒したり陥れたり、傷つけてやろうと用意しながら、相手を待ちかまえるというようなシーンで使われる言葉です。
牙を研ぐのはその牙で相手に噛みつくためであり、爪を研ぐのはその鋭い爪で相手を傷つけるためということになるでしょう。どちらもやられたほうはたまりませんが、やはり、牙の方がよりおそろしいイメージがありますよね。
気になるのが「研ぐ」という動詞。この動詞を一番よく使うのは、「米を研ぐ」ではないでしょうか。お米を水の中ですりあわせるようにして洗うことを、そう表現します。
考えてみると、「牙を研ぐ」は、牙を磨いて鋭くするという意味ですが、米を研ぐのは、別にお米を鋭くするためではありません。
どういうことなのか、調べてみたところ、「研」という漢字には、もともと「石などですりみがく」という意味があるようです。米をすり合わせるようにするところから、米も「研ぐ」という言い方になったのでしょう。
今はほとんど使いませんが、鏡を研ぐという表現もあるようです。これも、鏡を何かでこするようにしてすり合わせ、きれいにしたり艶を出したりするという意味です。
それにしても、自分の知らない所で、誰かがひそかに牙を研いでいるシーンは、ちょっと想像したくありませんね。