花を持たせる

【漢字】花を持たせる
【読み】はなをもたせる
【意味】勝利や名声を他人に譲る。
【例文】これからは若い者に花を持たせよう。

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卒業式、先輩に花を持たせる

中学生の頃、先輩の卒業式の時に後輩が花束を渡す。というのが流行っていました。
異性の先輩に渡すのではなく、同性の憧れの先輩への花向けとして花束を渡す、という儀式でした。
わたしが後輩の時は仲のいい先輩は多くいましたが、憧れの先輩という存在はおらず、一人に渡すと仲のいい先輩全員に花束を配らなければ角が立つため、誰にも渡しませんでした。
しかしながら、毎年卒業式後は誰それ先輩の花束の数がすごかった、などと話題になるため先輩達も多少、花束の数を競っている節があり、卒業式前になると「誰かに渡すの?」と探りを入れてくる先輩や、やけに優しい先輩などいて「先輩必死だな(笑)」と、少しおもしろがっていました。
そしてわたしもいよいよ中学校を卒業する時が来ました。
自分は歴代の先輩に花束を渡してこなかったけど多少気になる、自分の花束獲得数。
「わたし先輩、花束持ってなかったよ(笑)」という事態になったらどうしよう・・・
と少しだけ思っていました。憂鬱だったし早く終わらないかなーと思っていました。
そして卒業式が終わり、写真撮影が始まりました。
わたしのところにはなんと花束を持った後輩が行列を作ってくれました。
学校の近くのみんなが溜まっていたたこ焼き屋のおばちゃんに「こんなに花束もらった子今までにいなかったよ」と言われるほどでした。
花を持たせることをしてこなかったわたしが後輩たちにたくさんの花を持たせてもらい、申し訳なさとありがたさと複雑な気持ちが入り交じりました。
先輩も駆けつけてくれ、とても嬉しい卒業式となりました。