味を占める

【漢字】味を占める
【読み】あじをしめる
【意味】一度うまくいった事が忘れられず次も期待する。
【例文1】パチンコで勝って味を占めた。
【例文2】実家での帰省の楽さを味を占める。

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「味を占める」に陥ると危険

「味を占める」ということわざの意味は「一度うまくいったことやいい事柄を経験すると、また同じようなことが起こると期待すること」です。ここで使われている「味」というのは「無味ではなく味がある」、つまり「おいしいこと」のように捉えればよいですね。

このことわざを聞いて一番当てはまると思われる場面は株でもうけた時ではないでしょうか。とくに素人が安易に株に手を出し、まぐれで一時的に儲かってしまうと、次回もきっとうまくいくという期待をどこかで抱いてしまったりするものです。このとき、その人は株のうまみを経験したので「味を占める」ということになりますね。非常に危険な状態です。

その他、夫婦関係においても、このことわざが適用されうる場面がありますね。例えば、男性は結婚するまでは自分のことはろくにできずにいたにもかかわらず、結婚後、奥さんが家事やら育児やらと世話をやいて面倒をみてくれる中で生活していると、その環境に快適さを覚えてしまうことがあります。女性にとっては大変失礼な話ですが、これは旦那様が「この居心地の良い生活空間に味を占めている」と言えるのではないでしょうか。この場合、奥さんは旦那の尻をもっと叩いて動かすのに一苦労しますね。

味を占める私を天は許しませんでした

私が子供の頃、近所におばあさんが経営する駄菓子屋さんがありました。
お小遣いを握りしめて、よくこの駄菓子屋さんに行っていました。
いつかおお菓子を買いすぎてお小遣いがないにも関わらず、駄菓子屋さんに行ってみたのです。すると店番のおばあさんが、うとうとと居眠りをしていました。
この時私は今なら駄菓子を取ってもばれないだろうと思い、静かにそっと欲しかっ駄菓子を手に取り、急いで帰りました。
後日恐る恐る駄菓子屋さんに行ってみましたが、私の行為はばれていないようで、普通におばあさんが応対してくれました。
その後もおばあさんが居眠りをしている時を狙って、駄菓子を盗むようになったのです。
更に味を占める事に慣れてしまった私は、おばあさんがよそ見をしている間にポケットに駄菓子を入れるようになりました。
こうして私の悪事は、どんどんエスカレートしていったのです。
しかし悪事はいつかはばれるものですね。
私の行為を見ていた人がいて、ある時いつものように駄菓子をくすねようとしたら、その手を掴まれてしまったのです。
そしておばあさんの前まで連れて行かれ、「ポケットに入れた駄菓子を出しなさい」と言われてしまったのです。
観念した私は、おばあさんの前に盗ったお菓子を出しました。
私はこっぴどく怒られてましたが、おばあさんがとても寛大な人で、親には言わないから二度とするんじゃないと許してもらえました。