味を占める

【漢字】味を占める
【読み】あじをしめる
【意味】一度うまくいった事が忘れられず次も期待する。
【例文1】パチンコで勝って味を占める。
【例文2】実家での帰省の楽さを味を占める。
【例文3】簡単に金が手に入り、味を占める。

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「味を占める」に陥ると危険

「味を占める」ということわざの意味は「一度うまくいったことやいい事柄を経験すると、また同じようなことが起こると期待すること」です。ここで使われている「味」というのは「無味ではなく味がある」、つまり「おいしいこと」のように捉えればよいですね。

このことわざを聞いて一番当てはまると思われる場面は株でもうけた時ではないでしょうか。とくに素人が安易に株に手を出し、まぐれで一時的に儲かってしまうと、次回もきっとうまくいくという期待をどこかで抱いてしまったりするものです。このとき、その人は株のうまみを経験したので「味を占める」ということになりますね。非常に危険な状態です。

その他、夫婦関係においても、このことわざが適用されうる場面がありますね。例えば、男性は結婚するまでは自分のことはろくにできずにいたにもかかわらず、結婚後、奥さんが家事やら育児やらと世話をやいて面倒をみてくれる中で生活していると、その環境に快適さを覚えてしまうことがあります。女性にとっては大変失礼な話ですが、これは旦那様が「この居心地の良い生活空間に味を占めている」と言えるのではないでしょうか。この場合、奥さんは旦那の尻をもっと叩いて動かすのに一苦労しますね。