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「細工は流々仕上げを御覧じろ」 は、物事のやり方にはいろいろな流儀があるので、やり方について口を出さず結果を見てから批判してくれ という意味のことわざ

「細工は流々仕上げを御覧じろ」 は、物事のやり方にはいろいろな流儀があるので、やり方について口を出さず結果を見てから批判してくれ という意味のことわざです。

意味

  • 仕事にはそれぞれやり方があり、途中経過で評価するのではなく、完成した結果を見て判断してほしい
  • 途中であれこれ口出しするのではなく、最後まで見守ってほしい

解釈

「細工」は、ここでは工芸品などの制作を指します。「流々」は、スムーズに流れる様子を表します。

つまり、職人はそれぞれの流儀で作品を作っているため、途中経過で評価するのではなく、完成した結果を見て判断してほしい という意味です。

使い方

「細工は流々仕上げを御覧じろ」は、以下のような場面で使われます。

  • 誰かが仕事のやり方に口を出してきたとき
  • 誰かが途中経過で批判してきたとき
  • 自分の仕事のやり方に自信があるとき

例文

  • 細かいことは気にせず、最後まで仕上げてから判断してください。細工は流々仕上げを御覧じろです。
  • まだ途中だから、もう少し見守ってほしい。細工は流々仕上げを御覧じろだよ。
  • 私のやり方には自信がある。細工は流々仕上げを御覧じろと言いたい。

類義語

  • 最後までやり遂げる
  • 成果主義
  • 口出ししない

対義語

  • 口出しする
  • 中途半端
  • 早とちり

注意点

「細工は流々仕上げを御覧じろ」は、相手を批判するような意味合いで使われることもあります。

そのため、使う場面によっては、相手を不快にさせてしまう可能性があります。

参考URL:
細工は流流仕上げを御覧じろ - ウィクショナリー日本語版

参考例

  • 上司が仕事の進捗状況を細かくチェックしたが、私は「細工は流々仕上げを御覧じろ」と思って黙々と作業を続けた。
  • チームメンバーが途中で意見を言い合っていたが、私は「細工は流々仕上げを御覧じろ」と提案して、最後まで意見を聞くことにした。

「三三五五」とは、あちらに三人こちらに五人と人が行くまたは人がいるさま

「三三五五」とは、あちらに三人こちらに五人と人が行くまたは人がいるさま。

読み方: さんさんごご

意味:

  1. あちらに三人、こちらに五人と、人が行く、また、人がいるさま。
  2. 物があちこちに散らばっているさま。
  3. 人や物があちこちに点在している様子。

語源:

  • 中国の詩人、李白の詩「采蓮曲」の一節「岸上誰家遊治郎 三三五五映 二垂楊」から。
  • 三人、五人と、人が小さくかたまりになって歩くようすを表すことから。

類義語:

  • ちらほら
  • ばらばら
  • 点在
  • 散在
  • まばら

対義語:

  • 集中
  • 密集
  • 群がる
  • 固まる
  • 一団

例文:

  • 公園には、三三五五と子供たちが遊んでいた。
  • 街には、三三五五と古い家が建っている。
  • 星空には、三三五五と星が輝いている。

使い方:

  • 「三三五五」は、人や物が散らばっている様子を表現する際に使われます。
  • 文章だけでなく、会話でもよく使われます。

その他:

  • 「三三五五」は、日本語の慣用句です。
  • 英語では、「scattered」、「here and there」、「sparsely」、「sporadically」、「in small groups」などの表現が近い意味になります。

補足:

  • 「三三五五」は、必ずしもネガティブな意味で使われるわけではありません。
  • 景色など、広がりのある様子を表現する際に、効果的に使われることがあります。

関連表現:

  • ちらほら
  • ばらばら
  • 点在
  • 散在
  • まばら

参考URL:
三三五五(さんさんごご)とは? 意味や使い方 - コトバンク例文:

  • 山の斜面には、三三五五と花が咲いていた。
  • 街灯の灯りが、三三五五と道路に並んでいた。
  • 雲が、三三五五と空に浮かんでいた。

その他:

  • 「三三五五」は、俳句や短歌などの詩歌表現にもよく使われます。
  • 音の響きが美しく、情緒的な効果を出すことができます。

「鷺を烏と言いくるめる」とは、明らかに違うことを、巧みな言葉で無理やり自分の意見に押し通すこと

「鷺を烏と言いくるめる」とは、明らかに違うことを、巧みな言葉で無理やり自分の意見に押し通すこと。

読み方: さぎをからすといいくるめる

意味:

明らかに違うことを、巧みな言葉で無理やり自分の意見に押し通すこと。

語源:

白い鷺を黒い烏と言い張るように、明らかな事実を無視して、強引に自分の主張を正当化する様子を表した慣用句です。

例文:

  1. 彼はいつも詭弁を弄して、鷺を烏と言いくるめる。
  2. 会社側は、労働組合の要求を無視して、鷺を烏と言いくるめた。
  3. 政治家は、国民の声を無視して、自分の政策を鷺を烏と言いくるめた。

類語:

  • 強弁
  • 理屈を立てる
  • 詭弁
  • 屁理屈
  • 言い逃れ

対義語:

  • 正直に話す
  • 真実を伝える
  • 認め

補足:

「鷺を烏と言いくるめる」は、相手を欺いたり、責任を逃れたりするために使われることが多い言葉です。

参考例:

  • 彼は口がうまく、鷺を烏と言いくるめることができる。
  • 彼女は証拠がないのに、鷺を烏と言いくるめた。

用例:

  • 鷺を烏と言いくるめるような詭弁は通用しない。
  • 彼は鷺を烏と言いくるめようとしたが、誰も彼の言葉を信じていない。
  • 真実を隠蔽するために、鷺を烏と言いくるめるような行為は許されない。

参考URL:
鷺を烏(さぎをからす)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

「賛否両論(さんぴりょうろん)」は、ある物事に対して賛成と反対の意見が対立している状態を意味する四字熟語

「賛否両論(さんぴりょうろん)」は、ある物事に対して賛成と反対の意見が対立している状態を意味する四字熟語です。

「賛」は、賛成という意味、「否」は反対という意味、「両論」は二つの意見という意味です。

具体的には、以下のような状況で使われます。

  • 新しい政策について、賛否両論がある。
  • 話題の映画について、賛否両論が巻き起こっている。
  • この商品の評判は、賛否両論だ。

例えば、以下のような例が挙げられます。

  • 新しい健康食品の効果については、賛否両論がある。
  • 話題の政治家の支持率は、依然として賛否両論だ。
  • このレストランの料理は、賛否両論だが、私はとても気に入っている。

「賛否両論」は、物事の多面性や複雑性を表現するのに便利な四字熟語です。議論の場などで、客観的な意見として述べることが多い表現です。

類義語

  • 毀誉褒貶(きよほうへん)
  • 褒貶相半ば(ほうへんそうはんば)
  • 議論百出(ぎろんひゃくしゅつ)
  • 意見が分かれる
  • 物議を醸す

英語表現

  • have mixed reviews
  • be controversial
  • divide opinion
  • on both sides of the fence
  • be a subject of debate

「賛否両論」は、日本語ならではの奥深い表現です。状況に合わせて、適切な言葉を選んで使ってみましょう。

参考URL:
賛否両論

「才子多病」とは、才能に恵まれた人は体が弱く病気がちであるということを指す四字熟語

「才子多病」とは、才能に恵まれた人は体が弱く病気がちであるということを指す四字熟語です。

読み方

  • さいしたびょう

意味

  • 才能に恵まれた人は、体が弱く病気がちであることが多い。
  • 優れた人ほど病やまいに倒れることが多い。
  • 才能と健康は両立しにくいという皮肉を込めた表現。

由来

  • 中国の晋代の詩人、陶淵明の「桃花源記」の「才子多病」という一節から。
  • この一節では、才能に恵まれた人は長生きできないという考えが示されている。

用例

  • 彼のような才子多病の人には、無理はさせられない。
  • 彼女は才子多病で、いつも体調を崩している。

類義語

  • 英才早逝
  • 短命夭折
  • 薄命

対義語

  • 長命長寿
  • 健康長寿

補足

  • この四字熟語は、必ずしも事実を反映しているわけではありません。
  • 才能と健康は全く関係ないという人もいれば、才能がある人は精神的に負担が大きいため、病気がちになりやすいという人もいます。

参考URL:
才子多病(さいしたびょう)とは? 意味や使い方 - コトバンク

「歳月人を待たず」とは、月日は待ってくれないので、今を大切に生きなければならないという意味の故事成語

「歳月人を待たず」とは、月日は待ってくれないので、今を大切に生きなければならないという意味の故事成語です。

読み方

  • さいげつひとをまたず

語源

  • 中国の詩人陶淵明の「雑詩」其一から

意味

「歳月人を待たず」は、時間は待ってくれないので、今を大切に生きなければ、後悔することになるという意味です。

使い方

「歳月人を待たず」は、以下のような場面で用いられます。

  • 時間の大切さを実感したとき
  • 日々の生活を振り返るとき
  • 人生のはかなさを考えたとき

例文

  • 学生時代はあっという間に過ぎ、「歳月人を待たず」を実感する。
  • 一年も過ぎるとは、本当に「歳月人を待たず」だ。
  • 彼は、病気をきっかけに「歳月人を待たず」という言葉の意味を深く考えるようになった。

類義語

  • 光陰矢のごとし
  • 光陰似箭
  • 時は金なり
  • 一寸先は闇
  • 朝寝坊は三文の損

対義語

  • 永遠
  • 不変
  • 不滅
  • 永劫
  • 不朽

英語表現

  • Time waits for no man.
  • Make hay while the sun shines.
  • Seize the day.
  • Life is short.
  • Live in the moment.

注意点

「歳月人を待たず」は、単に時間の流れの速さを嘆く言葉ではありません。時間を大切にし、一日一日を充実して過ごそうという前向きな意味も含まれています。

補足

「歳月人を待たず」は、様々な場面で活用できる言葉です。

参考URL:
歳月人を待たず(さいげつひとをまたず)とは? 意味や使い方 - コトバンク

「山紫水明」とは、山々は紫に霞み、川の水は清く澄んでいる様子のこと

「山紫水明」とは、山々は紫に霞み、川の水は清く澄んでいる様子のこと。

意味:

  • 山々は紫に霞み、川の水は清く澄んでいる様子。
  • 自然の風景が清らかで美しいこと。

由来:

  • 中国の唐代の詩人、王勃の「滕王閣序」の一節「落霞与孤鶩斉飛,秋水共長天一色」から。
  • これは、「夕焼けと雁が並んで飛び、秋の水と広い空が同じ色になっている」という意味で、美しい自然の風景を表現しています。

使い方:

  • 山紫水明の風景を形容する際に使う。
  • 転じて、美しい景色を誇る場所を指すこともある。

例文:

  • この湖畔の風景は、まさに山紫水明である。
  • 京都は、山紫水明の古都として有名である。
  • 彼らは、山紫水明の田舎で隠居生活を送っている。

類義語:

  • 風光明媚
  • 清流
  • 緑豊かな
  • 自然の美
  • 景勝地

対義語:

  • 荒涼とした
  • 殺風景
  • 汚染された
  • 人工的な
  • 無機質な

参考URL:
山紫水明(さんしすいめい)とは? 意味・読み方・使い方 - 四字熟語一覧 - goo辞書

補足:

  • 「山紫水明」は、中国の古典文学から生まれた表現ですが、日本でも古くから使われており、俳句や和歌などの題材にもなっています。
  • 近年では、観光地のパンフレットや広告などにもよく使われています。

例文:

  • 奥入瀬渓流は、山紫水明の景観が楽しめる人気の観光地である。
  • 箱根は、山紫水明の温泉地として有名である。
  • 長野県は、山紫水明の自然に恵まれた地域である。

「先を越す」とは、相手に先んじて物事をすることを意味する慣用句

「先を越す」とは、相手に先んじて物事をすることを意味する慣用句です。

類義語

  • 先を制する
  • 機先を制する
  • 先手を取る
  • 先手を打つ
  • 追い抜く
  • 差し越す
  • 早い者勝ち
  • 先駆者

例文

  • 彼は、ライバルに先を越されてしまった。
  • 彼女は、新しいアイデアで先を越した。
  • 彼は、チャンスを先を越されてしまった。

補足

「先を越す」は、競争や勝負において、相手よりも早く行動すること で有利な立場に立つことができます。

また、新しいアイデアや企画などを先んじて実行することで、成功の可能性を高める ことができます。

参考URL:

先を越す(せんをこす)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

「猿芝居」とは、浅はかなたくらみや言動という意味を持つ言葉

「猿芝居」とは、浅はかなたくらみや言動という意味を持つ言葉です。

  1. 猿に芸をさせる見世物

江戸時代から明治時代にかけて流行した見世物で、猿に衣装を着せて歌舞伎の真似をさせたり、芸をさせたりしていました。猿が滑稽な動きをすることから、「下手な芝居」という意味でも使われるようになりました。

  • 昔の子供たちは、「猿芝居」を見て喜んでいた。
  • 彼の演技はまるで「猿芝居」のようだ。
  1. 浅はかなたくらみや言動

猿が芸をするのは、人間に仕込まれたものであり、猿自身に理解しているわけではありません。そのため、「猿芝居」は、中身のない、浅はかなたくらみや言動という意味でも使われます。

  • 彼の計画は、「猿芝居」のようなもので、とても成功するとは思えない。
  • 彼女の言い訳は、「猿芝居」もいいところだ。

どちらの意味で使われているかは、文脈によって判断する必要があります。

まとめ

「猿芝居」は、2つの意味を持つ日本語のことわざです。

  • 猿に芸をさせる見世物
  • 浅はかなたくらみや言動

どちらの意味で使われているかは、文脈によって判断する必要があります。

参考URL:
猿芝居(さるしばい)とは? 意味や使い方 - コトバンク

「五月の鯉の吹き流し」とは、江戸っ子の気質をたとえることわざ

「五月の鯉の吹き流し」とは、江戸っ子の気質をたとえることわざです。

  1. 五月中に空を泳ぐ鯉の吹き流し

  2. 江戸っ子の気質をたとえることわざ

  3. 五月中に空を泳ぐ鯉の吹き流し

鯉のぼりは、端午の節句(5月5日)に男の子の健やかな成長を願って飾られるものです。吹き流しは、鯉のぼりと一緒に飾られる長い筒状の飾りで、風を受けて泳ぐように揺れます。

  1. 江戸っ子の気質をたとえることわざ

「五月の鯉の吹き流し」は、「鯉のぼりの吹き流しは、口を開けて泳いでいるように見えるが、腹の中は空っぽである」ことから、江戸っ子の気質をたとえることわざとして使われます。江戸っ子は、口は悪いが心はさっぱりしていて、こだわらない性格であると言われています。

例文:

  • 彼は、典型的な「五月の鯉の吹き流し」で、口は悪いが心は優しい。
  • 彼女は、江戸っ子気質で、「五月の鯉の吹き流し」のような性格だ。

類義語:

  • 江戸っ子
  • 気っぷりが良い
  • さっぱりしている
  • 口は悪いが心は優しい

対義語:

  • 小心者
  • 陰気
  • 口は良いが心は黒い

補足:

  • 「五月の鯉の吹き流し」 は、日本語の日常会話でよく使われる表現です。
  • 英語では、"carp streamer" や "frank and open" など、状況に合わせて訳語が異なります。

例文:

  • 空を泳ぐ五月の鯉の吹き流しを見ると、端午の節句が近づいたことを感じる。
  • 彼は、口は悪いが「五月の鯉の吹き流し」のような性格で、みんなに好かれている。
  • 彼女は、江戸っ子気質で、「五月の鯉の吹き流し」のようなさっぱりした性格だ。

「五月の鯉の吹き流し」 は、江戸っ子の気質 や 五月 という季節を象徴する言葉として、幅広く使用されています。

参考URL:
<江戸っ子は五月(さつき)の鯉(こい)の吹き流し/口先ばか…:東京新聞 TOKYO Web