「細工は流々仕上げを御覧じろ」 は、物事のやり方にはいろいろな流儀があるので、やり方について口を出さず結果を見てから批判してくれ という意味のことわざです。
意味
- 仕事にはそれぞれやり方があり、途中経過で評価するのではなく、完成した結果を見て判断してほしい
- 途中であれこれ口出しするのではなく、最後まで見守ってほしい
解釈
「細工」は、ここでは工芸品などの制作を指します。「流々」は、スムーズに流れる様子を表します。
つまり、職人はそれぞれの流儀で作品を作っているため、途中経過で評価するのではなく、完成した結果を見て判断してほしい という意味です。
使い方
「細工は流々仕上げを御覧じろ」は、以下のような場面で使われます。
- 誰かが仕事のやり方に口を出してきたとき
- 誰かが途中経過で批判してきたとき
- 自分の仕事のやり方に自信があるとき
例文
- 細かいことは気にせず、最後まで仕上げてから判断してください。細工は流々仕上げを御覧じろです。
- まだ途中だから、もう少し見守ってほしい。細工は流々仕上げを御覧じろだよ。
- 私のやり方には自信がある。細工は流々仕上げを御覧じろと言いたい。
類義語
- 最後までやり遂げる
- 成果主義
- 口出ししない
対義語
- 口出しする
- 中途半端
- 早とちり
注意点
「細工は流々仕上げを御覧じろ」は、相手を批判するような意味合いで使われることもあります。
そのため、使う場面によっては、相手を不快にさせてしまう可能性があります。
参考URL:
細工は流流仕上げを御覧じろ - ウィクショナリー日本語版
参考例
- 上司が仕事の進捗状況を細かくチェックしたが、私は「細工は流々仕上げを御覧じろ」と思って黙々と作業を続けた。
- チームメンバーが途中で意見を言い合っていたが、私は「細工は流々仕上げを御覧じろ」と提案して、最後まで意見を聞くことにした。