罠にかかる

【漢字】罠にかかる
【読み】わなにかかる
【意味】相手の策略に騙される。
【例文1】まんまと罠にかかる。
【例文2】ネズミが仕掛けた罠にかかる。
【例文3】犯人がおとり捜査の罠にかかる。

罠にかかるをテーマにした記事

最近のドラマで罠にかかる悪役が少ないことについて

どちらかというと策略をめぐらして罠にかけるのは悪役の役割で、罠にかかるのは主人公側が圧倒的に多いようです。
そもそも主人公が人を陥れる計画を思案して実行に移すなどイメージがあまりにも悪すぎます。
ダークヒーロー的なポジションならばそれも許容できますが、主人公イコール正義の味方が王道というもので皆もそれを期待しています。
ならばどうやって悪役が懲らしめられるかと言うと、策略を実行に移したものの察知された上に逆手に取られて自滅もしくは大失敗をするという筋書きが使われます。
これならば主人公の手は真っ白、悪者は自分で勝手にコケて痛い目にあうことになり観客も納得します。
しかしこのようなストーリーは構成にかなり問題が発生します。
悪役が秘かに進めていた謀略を主人公が知ることになる理由がまず思い当たりません。
余程ミスにミスを重ねるおっちょこちょいの部下がいるか、天に見放されるほどに運が悪いか、それくらいしか考えられません。
史実を元にしたドラマは多いですが、主人公が美化されすぎているのはどうにも受け入れがたいものがあります。
圧倒的な実力差があるならばまだしも実力が伯仲していて片方だけが悪意に満ちた罠を用意するなどありえないでしょう。

機器の発展で罠にかかるリスクが高くなる

会話のやり取りを録音して、証拠に残しその録音内容がニュースになる時があります。
最近では、機器が発展してコンパクトな録音機能のついた物が多くあり、相手に気づかれないで長時間録音するのが可能です。こういった機器を良い事に使う分には有効的な利用方法ですが、悪用されると罠にかかる可能性も出てきます。
例えば、誘導するような問いかけをして、印象を下げるような発言をさせるなど、相手をおとしめる為に音声録音を使う事があり得ると思います。
悪くない人が罠にかかるような事は、あってはならないと思うので、発展の裏には不安が付き物だなと思います。
人に罠をかけるような事件と言えば、電車内での痴漢冤罪です。以前、女性がゆすりを目的として、普通のサラリーマンに痴漢行為をしたと言いがかりをつけて、お金を脅し取ろうとした事件がありました。
しかし、目撃者が多数いて女性のでっち上げが明らかだったので、ゆすりは未遂に終わりました。このような人に罠をかける行為を、防犯カメラなどを設置すると防止できるので、発展した機器の使い方として理想的だと思います。
最近一部の電車で、防犯カメラの設置を試験的に実施されているので、今後どんどん増えていけば良いなと思っています。

罠にかかるも仕掛けるもフィクションの世界ならスリリング

罠にかかる・・・と一口に言っても、いろいろな場面で使われますよね。例えば、クマやイノシシなどの野生動物が、仕掛けておいた罠にかかるなんてことは、地域ニュースなどでも話題になることは少なくはないでしょう。
また、ごくごく普通に生活していても、学校や職場をはじめ、人が集まる環境のなかでは、いろいろな思惑や意図があるわけですから、誰でも一度や二度は、小さな罠にハマってしまったり、騙されてしまったなんてこともあるのではないでしょうか。
とかく恋愛においても、ライバルの術中にまんまとハマってしまった!!とか、気づけば相手の思う壺にはまってしまい、もう何とも言えない悔しい思いをしたこと、私もあります。
あんなヤツの罠にかかるなんて、ああ、私ってなんてマヌケだったんだろう・・・って、普段はすっかり忘れていたとしても、ふとしたきっかけで思い出してしまい、また苦々しい気分になったり、眠れぬ夜を過ごしてしまうこともしばしば。
最近の映画やドラマのなかでは、登場人物すべて悪人とか、ゲス不倫とか、さまざまなシチュエーションで、主人公が罠にかかる、あるいは罠を仕掛けたり・・・と、スリリングな気分が味わえる作品も多いですよね。
斯く言う私もミステリーものやドロドロ系ドラマは好きなもので、ついついハマってしまい、最後まで見届けてしまいます。まんまと制作者側の仕掛けた罠にかかっているのかもしれません。
とはいえ、それはあくまでもフィクションだから楽しめるものであって、実生活では、やっぱり罠にかかるのはもちろん、罠を仕掛ける側も遠慮したいものです。